その他
進化する認証システム サイレックス・テクノロジー、システムイオ
2007/05/28 14:53
週刊BCN 2007年05月28日vol.1188掲載
生体認証製品メーカー各社が、拡販に向けて動きを活発化している。サイレックス・テクノロジーは組み込みモジュールを中心に複合機などさまざまな機器に導入することで、売上拡大を目指す。一方、システムイオは昨年10月から3D顔認証製品の販売を開始。今後は、勤怠管理製品などを取り扱う販売代理店を増やし、中堅企業に導入を進めていきたい考えだ。
サイレックス・テクノロジー
指紋認証製品の拡販に意欲
「真皮」読み認証率100%を強調
サイレックス・テクノロジー(河野剛士社長)は、指紋認証の製品開発を手がける「BA事業」で売上拡大を図る。指紋認証の組み込みモジュールを中心に、プリンタや入退室管理製品などでの用途を提案する。昨年度の時点で3億円程度の売上高を今年度(2007年12月期)10億円規模まで引き上げる。
これまで乾燥指、多汗指などで認証できないケースがあった。このため同社は、表皮の内側にある「真皮」を読み取ることで、ほぼ100%の認証率を可能とした。今年6月には、指紋データが読み取れるセンサモジュール「E1」と、センサモジュール内で指紋情報を読み取る「E3」の販売を開始する。従来、指紋認証製品を導入する企業は、「好奇心の強い会社や市場のイノベーターに限定されてきた」(河野社長)という。こうした先進的な企業だけだなく一般オフィスにも、すそ野を広げていきたい考え。
昨年度は、個人情報保護法関連の需要増でセキュリティ事業の売上高を前年度比3.5倍まで引き上げた。しかし、指紋認証製品の比率は4.8%と低い状況。製品の使い勝手や導入先へのカスタマーサポートなどの向上により、伸びを維持できると見込んでいる。
システムイオ
3D顔認証製品に活路
10年度に売り上げ10億円へ
システムイオ(鈴木浩社長)は、3D顔認証製品で生体認証事業拡大を図る。勤怠管理やセキュリティなどの関連製品を取り扱う販売代理店を増やし中堅企業への導入を促す。今年度(2007年11月期)の売上高は1億円、10年度には10億円まで引き上げる。
同社は、昨年10月に米バイオスクリプト社の3D顔認証製品「VisionAccess(ビジョンアクセス)」を発売した。3D顔認証製品を販売しているのは、国内市場で同社が初めてという。顔認証は指紋認証などに比べて認証率が低かったが、同製品は99.999953%(100万人中47人)と100%に限りなく近いことが強み。認証速度は、顔認証で課題だった遅さを払拭して1秒以下を可能とした、としている。
大澤健三副社長は、「誤認がなく安心して、しかもストレスなく活用できることを訴えて新規顧客を開拓する。今年度は、40セット程度を販売できる」と試算する。
しかし、「ユーザー企業は、カタログや資料などで2次元認証との違いを説明するのに手間がかかる」。これまでの生体認証ユーザーは、最新技術を積極的に導入する企業や、セキュリティを徹底している企業など顧客に限られていた。いかに、一般企業に用途提案を行えるかが課題という。
そのため、同社では販売代理店を増やすことで製品・サービスのラインアップを拡充を図っていく。加えて、クレジットカード会社に対する顔認証カードの提案など新しい用途を追求。個人市場にまでユーザーのすそ野を広げる策を模索している。
続きは「週刊BCN+会員」のみ
ご覧になれます。
(登録無料:所要時間1分程度)
新規会員登録はこちら(登録無料)
ログイン
週刊BCNについて詳しく見る
- 注目のキーパーソンへのインタビューや市場を深掘りした解説・特集など毎週更新される会員限定記事が読み放題!
- メールマガジンを毎日配信(土日祝をのぞく)
- イベント・セミナー情報の告知が可能(登録および更新)
SIerをはじめ、ITベンダーが読者の多くを占める「週刊BCN+」が集客をサポートします。
- 企業向けIT製品の導入事例情報の詳細PDFデータを何件でもダウンロードし放題!…etc…