SIerの海外進出が活発化してきた。NTTデータは、中国やインドでのオフショア開発を拡大させ、富士ソフトは台湾・中国における組み込みソフト需要の取り込みを目指す。中国大手SIerのデジタル・チャイナ・ホールディングスは、こうした日本のSIerとの連携に前向きな姿勢を示すなど、海外ビジネスが盛り上がりの機運をみせる。国内情報サービス市場は、受託ソフト開発を中心に縮小傾向が続いており、「体力のあるうちに海外ビジネスの基盤をつくっておきたい」(大手SIer幹部)との思惑がある。これまで、海外市場への進出に消極的だった日本のSI業界。だが、不況に背中を押される形で、本格的に国外市場の開拓を視野に入れ始めた。