セイコーエプソンとエプソン販売は9月17日、オンライン記者発表会を開催し、水性顔料の大判インクジェットプリンタの新製品として、既存機種に自社開発のスキャナ機能を搭載したプリンタ・スキャナ一体型の小型複合機「SC-T3150M」と、エントリーモデルの「SC-T2150」の2機種を9月24日から順次販売すると発表した。注力するA1プラス(24インチ)市場向けの製品群を強化し、さらなるシェア拡大を狙う。

 エプソン販売の吉崎宏典・取締役特販営業本部長は、水性顔料の大判プリンタ市場について、A1プラス対応機種が構成比65%で最大になっているとし「これまでこの市場に精力的に商材を展開してきた。第一弾として2018年にSC-T3150を投入して以降、シェアは向上してきている」と語った。

 その上で「SC-T3150をコストダウンし、お求めやすい価格にしたSCT-2150と、SC-T3150をベースに複合機にしたSC-T3150Mを追加投入し、最大市場でさらなるシェアアップを図っていきたい」と話した。SC-Tシリーズの今後1年間の販売目標台数は約7000台と説明した。

 エプソンによると、2機種はいずれも狭い場所での利用に適したコンパクトさが特徴。SC-T3150Mのスキャナ機能は、小さな文字や細線もはっきり読み取ることができ、CAD用途に適した品質での利用が可能。11月4日に発売し価格は24万8000円。SC-T2150の発売日は9月24日。価格はオープンプライスで、エプソンダイレクトショップの販売価格は11万8000円となっている。

 発表会ではこのほか、サインディスプレイ業界向けSureColorシリーズの新製品で、シリーズ初のレジンインクを搭載した「SC-R5050/R5050L」と、同じくシリーズ初となるUVインクを搭載した「SC-V7000」も披露された。(齋藤秀平)