シスコシステムズ(デイヴ・ウェスト社長)は11月12日、5G(第5世代移動通信システム)の検証施設「5Gショーケース」を東京本社オフィス内に開設したと発表した。エンドツーエンドの5Gネットワーク環境で実証実験を行うことができるという。同社では顧客やパートナーとの共創を通じて、5Gの新たなユースケースの創出・発信を目指す。

東京本社オフィスに開設した「5Gショーケース」

 5Gショーケースでは、通信事業者の商用インフラのネットワークと企業システムのネットワークをモデリングして接続し、シスコシステムズの持つ先端テクノロジーやサードパーティーの製品・ソリューションを組み合わせて、エンドツーエンドの5Gネットワークの実証環境を構築。顧客やパートナー企業とともに、検証を通じて5Gの技術課題の解決や、5Gを活用した新たなユースケースの創出を図る。また、技術者によるコミュニティーを作り、5Gにかかわるイノベーション情報の発信にも取り組む。

 シスコシステムズの中川いち朗・副社長 情報通信産業事業統括は、5Gショーケースについて、「通信事業者の新しい5Gのアーキテクチャーとニューノーマルに向けた新しい企業のネットワークをエンドツーエンドで連携した、おそらく日本でも初のショーケース」だと説明。吉田宏樹・業務執行役員 情報通信産業事業統括システムズエンジニアリング本部長は、「ここでしかできない実証実験を通して、世界に先駆けて新しいユースケースをつくり、発信していきたい」と話した。(前田幸慧)