IoTやAI(人工知能)などのテクノロジーの普及は、企業が新たなビジネスの展開や既存ビジネスの変革を検討する大きなきっかけとなっている。いわゆるデジタルトランスフォーメーション(DX)である。とはいえ、最新テクノロジーを活用するだけではDXの実現が見えてこない。これまでと違ったアプローチも必要だ。そうした中で注目されているのが、人に注目してニーズを発見する「デザイン思考」である。ユーザーとの距離という意味では、アジャイル開発やDevOpsに通じるものがあるため、システム開発への応用も期待される。では、デザイン思考に取り組むに当たり、どのようにアプローチするのが効果的なのか。SAP、富士通、IBMの取り組みから、デザイン思考を実践する方法を紐解いていく。(取材・文/谷川耕一)