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幻減期からいよいよ普及へ!? ブロックチェーン社会実装の今

2022/10/06 09:00

週刊BCN 2022年10月03日vol.1940掲載

 「ブロックチェーン」という言葉はすでに市民権を得ていると言っても過言ではない。暗号資産やNFT(非代替性トークン)を活用したコンテンツ流通など、一部領域ではすでにさまざまな取り組みが進んでおり、「Web3」と呼ばれる新たなインターネット像を支える技術としても注目を集めている。一方で、実業への展開については道半ばといった印象は否めない。ブロックチェーンの社会実装の現状や普及への課題を探る。
(取材・文/藤岡 堯)
 

 まずはブロックチェーンの現況を見ていこう。米Gartner(ガートナー)の日本法人が9月1日に発表した「日本における未来志向型インフラ・テクノロジのハイプ・サイクル」(2022年)では、ブロックチェーンは「幻滅期」の底を脱し、「啓発期」へと向かう曲線上に位置する。

 幻滅期は、実験や実装で成果が生まれず「過度な期待」に応えられなかった結果、市場における関心が失われるフェイズを指す。他方、啓発期はテクノロジーのメリットを示す具体的な事例が増え始め、市場の理解が深まるタイミングにあたる。これを踏まえれば、ようやく本格的な普及が見込める段階に入りつつある、といったところだろう。
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