「We want to be open, hybrid, sovereign, responsible.(私たちは、オープンで、ハイブリッドで、主権を持ち、責任ある存在でありたい)」。クリシュナ会長は、AI時代にIBMが果たすべき役割を、こう表現してみせた。この言葉には、AIの価値を性能だけではなく、アーキテクチャーで生み出そうとするIBMの姿勢がにじんだ。
AI時代に企業が直面するのは、爆発的に増加するエージェントやアプリケーションによる複雑性だ。この課題に対し、ハシコープがクラウドサービスとして提供する「HCP Terraform」には、可視化機能の「powered by Infragraph」を加え、IT環境全体を横断してインフラ資産をグラフ型データベースにまとめる。この情報をもとにIT運用基盤の「IBM Concertプラットフォーム」が障害の予兆検知や原因分析、修正まで支援する。
ソブリン性を損なわずにAIの導入と運用を進める基盤が「IBM Sovereign Core」だ。アプリケーションやAIの実行環境が、コンプライアンスフレームワークに準拠しているか継続的に確認し、統制された環境内で安全に運用できるようにする。
IBMが提供するメインフレーム「IBM Z」向けのソフトウェアも発表された。「IBM Bob Premium Package for Z」はアプリケーションの開発パートナーとなる。大規模なアプリケーションの構造を把握する「Z Architect mode」と、コードの生成、修正を支援し、モダナイゼーションを促進する「Z Code mode」の二つのモードがある。
「IBM Z Database Assistant」は、「DB2」と「IMS」のデータベース(DB)管理者用ワークスペースとして、障害の解析や定型作業の自動化、構成最適化などをAIでサポートする。証明書運用に対しては「IBM zSecure Secret Manager」でアプローチ。「Vault Self-Managed for IBM Z and LinuxONE」などのエンタープライズ認証機関と統合した上で証明書更新を自動化し、2029年に47日となる、HTTPSに利用されるTLS証明書有効期間の短縮に対応する。
「We want to be open, hybrid, sovereign, responsible.(私たちは、オープンで、ハイブリッドで、主権を持ち、責任ある存在でありたい)」。クリシュナ会長は、AI時代にIBMが果たすべき役割を、こう表現してみせた。この言葉には、AIの価値を性能だけではなく、アーキテクチャーで生み出そうとするIBMの姿勢がにじんだ。