NEC
国内検疫ツール市場で3年連続、不正接続防止市場でもトップシェアを獲得
ネットワークセキュリティを強化する「InfoCage PC検疫 V2.0」を投入

 セキュリティレベルの向上や、管理機能の強化によるコスト削減などを実現したいと考える企業は少なくない。NECは、それらの声に応えるネットワークセキュリティを提供する。同社は、ハードウェア/ソフトウェアのノウハウがあり、国内検疫ツール市場で3年連続シェアNo.1の実績も残している。その同社が満を持して提供する「InfoCage PC検疫 V2.0」について、第一システムソフトウェア事業部(マーケティング・販促グループ)マネージャーの三浦一樹氏に話を聞いた。

市場調査でも明らか ユーザーから支持されたNEC

 「セキュリティ」は情報システムの基盤をなすソリューションとして認知され始めている。それだけに、ここ数年のセキュリティ市場の伸長は目を見張るものがある。しかし、今年に入ってから市場は落ち着き、「踊り場」に入っているようだ。「セキュリティ」というキーワードは注目されているものの、以前のような勢いは収まっている。

 そのようななか、「ネットワークへのアクセスをどのように管理するか」という課題を解決する「検疫」ソリューションに注目が集まっており、新たなビジネスチャンスとして期待されている。

 「“検疫”はこれまで“治療”するという部分にフォーカスが当たっていたかと思います。つまり、ネットワークに接続されているPCの対策を行うためのソリューションでした。最近では、その状況も変わりつつあると感じています」と、第一システムソフトウェア事業部(マーケティング・販促グループ)マネージャーの三浦一樹氏は語る。

 三浦氏によれば「PCの対策から、PCにある情報をどう管理して守るか」という部分にフォーカスが当たり始めているというのだ。実際、情報漏えいを防止するため「検疫」を活用するケースが増えているというのである。

 NECは、国内検疫ツール市場で3年連続シェアNo.1*、今年から新たに追加された不正接続防止ツール市場でもシェアNo.1*を獲得している。これは、NECが市場のニーズをくみ取った製品を市場に投入できている証しと言えるだろう。

 市場ニーズに応え続けているNECは、2008年8月からPC検疫ソリューションの最新版「InfoCage PC検疫 V2.0」を販売している。NECでは、協調型セキュリティをコンセプトに、「InfoCage Networkシリーズ」を強化し続けている。

「検疫」の課題はエージェント未導入PCの管理

クリックで拡大 「InfoCage PC検疫 V2.0」は、ネットワークなどを変更することなく、導入できる検疫ソリューションで、管理サーバの二重化やバックアップの自動化など障害リスクを想定した運用支援に加え、マネジメントの強化も行われている。

 「“InfoCage PC検疫 V2.0”は、自動診断機能が強化され、エージェント未導入のPCを検出することもできます。これまで、多くの検疫はエージェント未導入のPCの管理ができず、“InfoCage 不正接続防止”などのソリューションと組み合わせる必要がありました。お客様にとっては“InfoCage PC検疫 V2.0”を導入するだけで、エージェントの有無や複雑な管理などは不要で、情報システムを管理できることになります」(三浦氏)。

 これは、導入されている「InfoCageエージェント」が、ネットワーク状態のどこに問題や障害があるのかを自己診断し、PCのクライアントファイアウォールやネットワーク機器と協調することで、管理下にないPCからのアクセス制御を実現している。技術的なバックエンドがあるからこそ、ユーザーはその存在を意識しなくても情報システムのセキュリティを確保できるのだ。

 さらに、マルチレイヤスイッチ「UNIVERGE IP8800/Sシリーズ」と連携し、シンクライアント環境下での不正端末接続防止を実現した。「既存環境とシンクライアント環境が共存しているケースや、シンクライアント環境への移行を進めている場合などにも利用できます。PC検疫の提案や適用の領域が拡大しています」(三浦氏)。

 リモートアクセスもサポートする。SSL-VPNでリモートアクセスするPCの検疫も実現している。「UNIVERGE SecureBranch」や、ジュニパーネットワークス「Secure Accessシリーズ」、F5ネットワークス「FirePass」などのSSL-VPN製品との協調も果たし、社外のPCから社内の情報資産へ、安全にアクセスできる環境を整えた。

 事実上の業界標準である製品との連携を果たしているため、幅広い市場がターゲットとなる。「InfoCage PC検疫 V2.0」では、検疫の有用期間や有効期間を指定することができ、出張や出先など、すぐにパッチ適用できないような環境にも柔軟に対応する。これにより、パッチの適用などで業務が停止することなく、PCを利用することができるようになる。外出の多い営業システムでの適用もできるため、活用できるシステムが多い。

 「お客様のセキュリティシステムに対する課題は、多種多様です。しかし、セキュリティレベルの向上や管理の強化、運用コストの削減というのは、一致した意見だと思います。“InfoCage PC検疫 V2.0”は、そのような声にも適切に応えることができるソリューションだと自負しています」(三浦氏)。

 「InfoCage PC検疫 V2.0」によって、新規市場の開拓も可能となり、提案の幅も大きく広がる。ネットワークとPC・サーバといったハードウェアに加え、ソフトウェアの技術・ノウハウの蓄積があり、その利点を生かしたNECの展開は、パートナー企業のビジネスチャンスも広げている。「踊り場」となりつつあるセキュリティ市場に、検疫は台風の目となりうる存在と言えよう。今後の展開から目が離せない。

*富士キメラ総研「2008 ネットワークセキュリティビジネス調査総覧」


NEC=http://www.nec.co.jp/infocage/

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