企業はこれまで、業務効率化を実現すべく、基幹業務にメインフレームなどを導入・運用してきた。業務の継続性を確保するために、クラスタシステム技術なども開発され、広く利用されてきた。昨今、オープン化の潮流などにより、基幹業務についても、メインフレームからオープン系システムへの移行が進んでいる。オープン系システムにおいても、メインフレーム同様の高可用性が求められ、クラスタシステムへのニーズも年々高まっている。

ニーズに応え市場を牽引する2社 顧客にとっても最良の選択に

クラスタシステムは必須のソリューションに

 「当社では、1996年にWindows NT 3.5環境の高可用システムとしてクラスタリングシステムソフトウェア“CLUSTERPRO”を開発しました。これ以来、市場ニーズや最新技術を取り込んで展開しています。2000年にはLinux版を提供し、Windows/Linuxの両軸で展開しています」と、第二コンピュータソフトウェア事業部CLUSTERPROグループ グループマネージャーの白浜敦子氏は語る。

 CLUSTERPROは、最小2台構成から32台構成まで柔軟にクラスタリングする。ハードウェア/OS/ソフトウェアなどにおける障害を検出し、正常なサーバで業務を再開させるフェイルオーバー型のクラスタソフトだ。止めることのできない業務を支えるソリューションとして絶大な人気を誇り、国内シェア3年連続トップシェア(富士キメラ総研/IDC Japan)を獲得している。

 最新版のCLUSTERPRO Xでは、WindowsとLinuxの機能統合など大幅な改良に加え、UNIX版高可用性製品(HAシリーズ)をCLUSTERPRO X シリーズ内に統合し、各プラットフォームで蓄積した高可用化のノウハウを相互に活用。その結果、マルチプラットフォーム環境においても、高可用性を実現するソリューションとして、広く知られるまでになっている。

 「小規模なシステムでも、業務を“継続させたい”という思いは変わりません。実際に、そのようなシステムで利用されているケースが非常に多いと感じています」(白浜氏)。

市場ニーズに応え顧客からも選ばれる

クリックで拡大 CLUSTERPROは、顧客に選ばれているだけではなくパートナー企業からも厚い信頼を獲得している。50社以上の企業が参加しているパートナープログラム「CLUSTERPRO WORKS」の活動も非常に活発となっており、CLUSTERPROを活用したシステムの提案、ISVソリューションの提供などを行っている。

 そのパートナーの1社が日立製作所だ。同社のシステム運用管理ソフトウェア「JP1」は、11年連続トップシェア(富士キメラ総研などの調査による)を実現し、長年にわたり国内のITシステムを支えてきた製品だ。

 「“JP1”は、メインフレームで稼働していたジョブ管理をベースに、オープン系システムに対応させたのが最初です。その後、ネットビジネスへの対応や統制の強化、グリーンIT対応など時代が求める機能を強化・拡張してきました。それが、長期間トップシェアを獲得できている秘訣だと思います」と日立製作所 ソフトウェア事業部 JP1マーケティング部 部長の石井武夫氏は語る。

 「JP1」は、幅広いカテゴリをサポートしており、個々の問題解決に必要な部分のみを導入するポイントソリューションから、システム全体の稼働状況が共通化されたオペレーション環境で一元管理できるトータルソリューションまで、ユーザーニーズに合わせた導入しやすさに優れたソリューションだ。

 また、PCサーバ1台から数千台といった大規模システムまで統合管理できる拡張性を備えていることも特長と言えよう。

 「NEC様とのお付き合いは非常に古く、もともと案件ベースでCLUSTERPRO対応をしてほしいというパートナー様も多くいらっしゃいました。その分野のナンバーワン同士を評価するというのは、ある意味当然の流れだと思います。なかでも、クラスタシステムは情報システムには必須となっており、両社の強力なパートナーシップのもと、いち早く最新バージョンに対応できるように協力しています」(石井氏)。

 「CLUSTERPRO」と「JP1」の組み合わせは、多くの企業に導入され実績を残している。特に、製造業や官公庁、金融機関などミッションクリティカルな分野の業務に導入が進んでいる。

 「CLUSTERPRO」と「JP1」は、今後もユーザーニーズに応え進化していく。市場を先導し続ける両社の活動に、市場からも大きな期待が寄せられている。