ブロードバンドタワー
多様化するニーズを支えるITプラットフォーム
高付加価値を創造する「ブロードバンドタワー」
歴史に裏打ちされた実績と信頼 ブロードバンドタワーは、2000年の設立以来、データセンター事業を主軸に展開している企業だ。
「インターネットはビジネスに欠かせないインフラとなりました。データセンターはネットワークを支える要として重要視されています。当社の場合は、いち早くデータセンター事業に取り組んだことに加え、インターネットに強みがあることなどから、コンテンツプロバイダなどインターネットを基本に据えたビジネス展開を行っているお客様や、ネットワーククリティカルなお客様に活用されています」と、常務取締役の佐藤康夫氏は語る。
ユーザーニーズに応え新しいサービスを次々と展開 データセンターは、スペースと電源、ネットワークだけを貸し出すといったイメージがある。確かにコロケーションサービスやネットワークサービスなどは、そういった分野に入るだろう。
しかし、それだけでは他社との差別化が難しく価格競争に陥りがちだ。ブロードバンドタワーの場合、付加価値を創造するデータセンターとしてユーザーニーズにいち早く応え、新しいサービスを次々と展開している。
「増え続けるサーバーを自社で抱えきれないという課題を持つ企業が増えています。運用という観点はもちろん、設置する環境がないという場合もあります。さらに、内部統制の構築や事業継続性の確保といったニーズも顕著となっており、データセンターを活用されるお客様が増えているのだと思います」（佐藤氏）。
仮想化技術でオンデマンドを実現 そのような市場ニーズの高まりに応えるべく、仮想化技術などを活用したホスティングサービスやストレージの販売・構築・運用サポートなども行っている。
ブロードバンドタワーの場合、メインフレームを仮想化しユーザーに提供している。それにより、ユーザーのニーズに合わせてITリソースを必要なときに必要な分だけ利用することができるようになる。
「仮想化技術を活用すれば、サーバー資源の調達にかかる手間と時間が削減できるほか、ある一定期間だけ需要が高まるようなケースでも柔軟に対応できます。特にイベント系のお客様への導入が進んでいます。また、データセンターのスペースの効率化・電力の削減・運用コストの低減を実現できるというメリットもあります」（佐藤氏）。
ストレージからECサイトまで付加価値の高いサービスを提供
ストレージにも注力している。ブロードバンドタワーはISILON社の一次代理店でもあり、同社のクラスタストレージ（ISILON IQシリーズ）を取り扱っている。
ISILON IQシリーズは、大容量データを必要とするビジネス分野やハイパフォーマンス・コンピューティング環境向けに構築された製品で、1つのファイルシステムで4テラバイトから1.6ペタバイトまでの容量拡張に対応し、保存されるデータは高レベルで保護され、増大するコンテンツに柔軟に対応するといった特徴を持つ。
「従来は、映像などを扱う放送局などが導入していましたが、最近では製造業のお客様が増えています。今後は、電子化が進む医療系でのニーズも予想されます」（佐藤氏）。
また、ファッション業界に特化したECサイトの企画・構築・運用支援、EC販売までのライフサイクル全般をワンストップで提供しているブロードバンドタワーの子会社「ビービーエフ」と連携し、新たな展開も行っている。
このように、データセンター事業を中核としながら、そこから派生したサービスやプロダクトを育てあげている。それが実績や信頼にもつながっており、顧客満足度の向上にも寄与しているのだ。
同社は、常に先を見た展開を行っている。そのため、市場の動きに即応し、新しいサービスを創り出すデータセンターとなっているのだろう。急速に変化するビジネス環境に対応し続ける同社の展開から目が離せない。
ブロードバンドタワー＝http://www.bbtower.co.jp/
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