Special Issue

<セキュリティソリューション特集>セキュリティソリューションの淘汰が始まる

2009/11/19 19:56

週刊BCN 2009年11月16日vol.1309掲載

エムオーテックス
第9回エムオーテックスユーザー会「LanScopeアワード2009」
過去最大規模で開催

 2009年9月28日、ネットワークセキュリティ統合管理ツールとして知られる「LanScope Cat6」の最新バージョンが提供された。新バージョンは、ログの長期保存、分析・解析を快適に実現する「長期レポート」機能を搭載している。長期間のログを管理することで、企業に内在する問題点を事前に察知できるようになり、セキュリティインシデントが起きる前に、先手の対策を打つことができるようになった。

 「LanScope」シリーズは、常にユーザーニーズに応えて機能強化を図ってきた。出荷クライアント数は386万を超え、「2008ネットワークセキュリティビジネス調査総覧」(富士キメラ総研)によれば、5年連続でトップシェアを獲得。つまり、市場で最も支持されているネットワークセキュリティツールなのだ。

 機能だけではない。LanScopeシリーズの豊富な運用・活用事例をユーザー企業に紹介していくことで、運用の向上活動にも取り組んでいる。「LanScopeアワード」もその1つだ。

 毎年LanScopeシリーズを活用したネットワークセキュリティの最新事例を募集し、1冊の事例集にまとめてユーザー企業に配布し、投票を募る。最も投票の多かった事例は、最優秀として「LanScopeアワード」の会場で表彰している。「LanScopeアワード」は、LanScope Catの活用事例を勉強する目的で始まったユーザー会だ。03年から毎年開催され、今年で第9回目を迎える。参加者も開催当初はLanScope Catの管理者が中心だったものの、現在では販売店、ユーザー、パートナー企業が一同に会し、ネットワークセキュリティを広く学べる場として発展している。大手企業からの情報漏えい事件が相次ぎ、セキュリティ体制の見直しが急がれている昨今、他社の成功事例やツール運用ノウハウなどを学べる貴重な場だといえよう。

 今年は過去最大の1000件以上の事例が集まり、その中から最優秀が発表される。当日は受賞ユーザーによる事例講演のほか、マイクロソフト社による最新ソリューション戦略の基調講演も予定されている。さらにLanScope製品の最新ロードマップが初公開される。次期バージョンで大きく機能強化される「ファイル配布機能」のデモンストレーションが実施される予定だ。ユーザーの操作が必要なインストールであっても、事前に設定した通りの動きを自動的に行わせることができるという。クライアントへの負担が軽減されるだけでなく、管理・運用の工数削減、業務効率向上を図ることができる機能強化であろう。

 毎年楽しみにしているリピーターも多いという「LanScopeアワード」、今年の大賞は一体どんなセキュリティ対策のコツやポイントを指南してくれるのか、期待が高まる。プログラムや申し込み方法など詳細はWebサイトで紹介されているので、興味のある方はのぞいてみてはどうだろう。

LanScopeユーザー会LanScopeアワード会場の様子


エムオーテックス=http://www.motex.co.jp/
LanScopeアワードWebサイト=http://www.motex.co.jp/event/award2009.html

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