Special Issue
ピーエムシー・シエラ・ジャパン 新パートナー戦略を展開 新製品「Adaptec 8シリーズ」を核にトータルソリューションを提案
2014/08/21 19:55
週刊BCN 2014年08月11日vol.1542掲載
競合他社をリードするRAIDアダプタを積極展開
北アジアチャネル
セールスマネージャ
「Adaptec 8シリーズ」は、最大70万IOPSと6.6GB/秒スループットのストレージI/Oパフォーマンスを提供しながら、高密度サーバーシステムで消費電力と運用コストの削減を実現するRAIDアダプタファミリ。最新の16x12G RAID-on-Chip(ROC)を搭載し、12Gb/秒SASとSASポートとx8レーン PCIe Gen3インターフェースの組み合わせによって、高いパフォーマンスを必要とするアプリケーションと高密度サーバー環境に対する最適なソリューションを実現している。
また、ロープロファイル(LP)/MD2形状で最大16個のネイティブSASポートを利用することができる。用途に合わせて内部と外部のポート数を選択できるので、データセンター(DC)で求められる高密度サーバーのストレージ構成に最大の柔軟性を発揮するのが強みだ。
稲葉マネージャは、「Adaptec 8シリーズ」の他社製品との差異化ポイントを、「PCIe Gen3のLP/MD2形状でネイティブSASポートが最大16個利用できるRAIDアダプタは、業界で唯一、この製品だけだ。アダプタ1枚で内部8ポートと外部8ポートを接続でき、16台のディスクドライブを直接つないで高いパフォーマンスを発揮する。競合製品と比較して、より高密度化が可能で、大きなコスト削減が実現できる」と説明する。
チャネルパートナーとともに顧客のトータルニーズに対応
ピーエムシー・シエラ・ジャパンが「Adaptec 8シリーズ」の販売拡大に向けて最も力を入れているのが、チャネルパートナーとともに顧客に対してトータルソリューションを提案する活動だ。チャネルパートナーは、サーバーをはじめ、エンクロージャやディスクドライブなどストレージ関連周辺機器を手がけるベンダーや販売代理店、それらを合わせてシステムを構築するSIerと、多岐にわたる。企業やDC事業者などがサーバーやストレージを導入する際のサプライチェーンのなかで、ピーエムシー・シエラ・ジャパンは、これまでRAIDアダプタを提供するコンポーネントベンダーとして、パートナーの各種製品との互換性テストなどを実施してきた。だが、こうした取り組みだけでは「Adaptec 8シリーズ」の卓越したパフォーマンスと柔軟性の高さを顧客にしっかりと伝えることができない。そう判断し、さらに踏み込んだ活動に打って出る。
「お客様に『Adaptec 8シリーズ』のすばらしさを知っていただくために、チャネルパートナーと協力して、お客様が求めるパフォーマンスを実現する各製品を組み合わせた検証に取り組んでいることに加え、製品の組み合わせによるパフォーマンスの違いなどを、われわれが直接説明する活動に力を入れている。単なるコンポーネントベンダーにとどまらず、パートナーの皆さんと一緒にお客様のニーズにトータルに応えていく」と、稲葉マネージャは訴える。
大量の情報をスピーディに処理することが求められるビッグデータ時代には、「Adaptec 8シリーズ」に象徴されるような高速かつ柔軟な「ストレージI/O技術」をいかにうまく利用するかが、まさに重要となる──この強い思いを原動力に、チャネルパートナーとともに「ストレージ I/O技術」の普及を図る取り組みは、大いに注目を集めそうだ。
「Adaptec 8シリーズ」の主な特徴
●アダプタ1枚で内部8ポート+外部8ポートの接続性を提供し、サーバーの高密度とコスト削減を実現(RAID 8885)●最大で70万IOPS以上、6.6GB/秒(リード時)、6.2GB/秒(ライト時)のハイパフォーマンスを提供
●新たなティアリング(階層化)機能でサーバー内ストレージ資産を最大限に活用可能(8Qシリーズ)
- 1
関連記事
米PMC、OCPに準拠する高密度ストレージの接続性をサポート
ピーエムシー・シエラ、業界唯一の12Gbps SAS RAIDアダプタ
PMCシエラ SAS/SATA HBA市場に本格参入 高パフォーマンスの新製品を投入
ピーエムシー・シエラ・ジャパン 統合後の事業戦略に高い評価 「HBA」を投入し、新たなニーズに応える