パナソニック インフォメーションシステムズ上海/松下信息系统(上海)有限公司

 中国地域に拠点を構えるパナソニックグループは実に85社を数える。システム開発から導入、サポートを手がける中核がパナソニック インフォメーションシステムズ上海だ。パナソニック本体の事業再編を経て、今年8月に改編した新たな組織のトップに就いた丸山博儀総経理は、「従来以上にグループを後押しするとともに、その実績を以て広く中国に進出する日系企業のIT利活用に貢献する」と意気込む。グループの強みであるパナソニック製品を活用したソリューションから日本で豊富な実績をもつデータ連携ツール「ASTERIA」を中心に展開を図る。同社の存在感が一段と高まる。

 中国地域に拠点を構えるパナソニックグループは実に85社を数える。システム開発から導入、サポートを手がける中核がパナソニック インフォメーションシステムズ上海だ。パナソニック本体の事業再編を経て、今年8月に改編した新たな組織のトップに就いた丸山博儀総経理は、「従来以上にグループを後押しするとともに、その実績を以て広く中国に進出する日系企業のIT利活用に貢献する」と意気込む。グループの強みであるパナソニック製品を活用したソリューションから日本で豊富な実績をもつデータ連携ツール「ASTERIA」を中心に展開を図る。同社の存在感が一段と高まる。

製造業のノウハウに強み
新たなソリューションを提供

丸山 博儀
総経理

 前身の会社設立の2004年以来、パナソニック インフォメーションシステムズ上海は主に製造業向けのソリューションやインフラ構築、また基幹システムをはじとする各種ITシステムの構築・運用・保守を中心に着実に実績を積み重ねてきた。上海に加えて、北京・大連・無錫・珠海に拠点を構え、沿岸部では盤石なサポート体制を築いている。その事業基盤を下地に、ここ数年来のパナソニックグループの事業再編に伴って組織や顧客基盤が大幅に拡大し、いまや中国地域の85社の関連グループ会社のIT利活用を全方位で支援する中核的な存在だ。

 今年8月の組織改編に先立ち、この7月から上海に新しく着任した丸山総経理は、「いよいよ、新たな体制で始動する」と背筋を伸ばす。「メーカー系のシステムインテグレータとして、これまで培ってきた現場密着型で最後まで“やり切る”姿勢はそのままに、グループおよび中国に拠点を構える日系企業の皆様に貢献するサービスのラインアップをさらに拡充する」(丸山総経理)。

容易なデータ連携を実現し
分散するデータ資産を活用

 パナソニック インフォメーションシステムズ上海が力を注ぐのが、データ連携ツール「ASTERIA」(インフォテリア)だ。ASTERIAは日本の国産EAIツールとして6000社以上の導入実績をもち、パナソニック インフォメーションシステムズはパートナーとして累積導入実績No.1※1を誇る。中国では16年から販売を始め、無錫にはASTERIAの開発に明るい技術者を20名抱え、既に実績もある。
 

※1 開発元のインフォテリア調べ。2003年~2016年の累計導入実績

 ASTERIAは業務システムやクラウドサービスと簡単に接続、連携することのできるデータ連携ミドルウェアだ。「社内システムやクラウド上のサービス、各種データベースの間だけではなく、業務の現場で多用されているエクセルやメールといったデータ資産とも容易に連携できる柔軟性がASTERIAの優れたポイントの一つ」と丸山総経理は説明する。エクセルはその利便性と手軽さゆえにあらゆる業種業態のさまざまな業務で数値の管理に利用されるケースが多い。しかし、それらのデータを手作業で集計して他の業務システムに改めて手打ちで入力するのは非効率だ。ASTERIAはこれらのデータ連携の処理を自動化することで、業務の効率化とともに人為ミスの低減を実現する。

 また、中国に複数拠点を置く日系企業にとっては各拠点がそれぞれ固有に抱えるさまざまなデータを収集・集約し、一元的に管理することでグループ全体の正確かつ迅速な意思決定にも役立つ。「日本では考えられないスピードでIT化が進む中国ビジネスで、最近注目されている、企業のデータ資産を有効活用する新しい役割CDO(Chief Data Officer)の要請に応える環境構築を“つなぐ”でご支援する」と丸山総経理はアピールする。