東京エレクトロンデバイスは、2015年4月にニュータニックスのディストリビュータとして活動を始めた。「Nutanix NX」シリーズ単体だけでなく、Nutanix NXとさまざまなハードウェア・ソフトウェアを組み合わせたソリューションを国内ITベンダーやSIerなどのパートナー企業向けに提供している。

CN BU
CN営業本部
パートナー第一営業部
アカウントセールス
秋戸生樹氏
 現在とくに力を入れているのが、バックアップアプライアンス「ルーブリック r6000」シリーズと組み合わせたバックアップソリューションだ。「NXシリーズを使えばサーバー、ストレージ、スイッチなどをシンプルな構成にまとめることができるが、バックアップの環境は従来のまま残ってしまう」と、CN BU CN営業本部パートナー第一営業部アカウントセールスの秋戸生樹氏。「せっかくプライマリストレージ側をNutanixでシンプル化するのであれば、バックアップ側にも使いやすくて手間がかからないアプライアンス製品を用意すべきだ」と強調する。

 ルーブリック r6000シリーズは Nutanix NXシリーズと同様、仮想環境をベースとしたスケールアウト型のシステム構成になっている。バックアップ先ストレージは独自方式の分散ファイルシステムであるため、テープまたはディスクのバックアップデバイスは要らず、バックアップ容量も自由自在に拡張できる。

 また、インラインデータ圧縮・重複排除、データ暗号化をはじめとした標準的なバックアップ機能をすべてカバー。「リストアしたいファイルを検索する画面は“Googleライク”になっているため、特定のファイルだけを戻すのも簡単。リストアをせずに、ルーブリック r6000に対して直接マウントすることで仮想マシンを即時復旧する方式もあるため、ランサムウェアなどによる被害時のアプリケーション再稼働に時間がまったくかからない」と秋戸氏は話す。

 16年末に提供を開始して以降、導入実績は着実に増えており、HCIがオンプレミス環境の主役となる19年頃には、「ルーブリックとの組み合わせが当たり前になるはず」と秋戸氏。さらに、「お客様のニーズによっては、パブリッククラウドを加えた形態へと発展させていくことも十分に考えられる」と話す。マルチクラウド対応を標榜する「Enterprise  Cloud OS」と組み合わせたソリューションの登場にも期待が高まる。