インディヴィジョンのセッションでは、シニアアドバイザーの佐伯愉氏とHead of Eventory Japanの片岡郁美氏が登壇し、「リモート標準化時代のビジネスイベントのトランスフォーメーション~イベントDX1.0~」をテーマに講演した。

インディヴィジョン
シニアアドバイザー
佐伯 愉氏

 冒頭、佐伯氏はオンラインイベントの課題に触れた。リアルイベントと比較すると、以前のようなワクワク感や祝祭性は失われつつある。一方、場所やコストや時間の制約から解き放たれ、旧イベントとは別の進化が見えてきた。そこで「リアルとの比較をやめ、今のオンラインイベントと向き合うことをマーケティング戦略における新メソッドの創世記と考え、マーケティング戦略全体から再定義するべき」という。

 イベントを巡っては、GDPR(EU一般データ保護規制)や2022年4月改正の個人情報保護法などの影響で、Cookieレスとプライバシー規制強化への対応が必須になる。「今は、これからマーケティング活動が顧客ID中心にシフトする中での序章であり、来年度中にはノウハウを蓄積し、ハイブリッドイベント&IDマーケティングという異種格闘技戦へ備えるべき」(佐伯氏)と強調する。

 後半に登壇した片岡氏は、テクノロジーの面からの具体的なアプローチとしてインディヴィジョンの「Eventory」を紹介した。
 
インディヴィジョン
Head of Eventory Japan
片岡郁美氏

 Eventoryは、イベントに関わる全てのアクティビティを可視化しデータ化する。最低限のリソースで、イベントの準備から開催、フォローまでPDCAサイクルを構築できることが強みだ。また、CRM機能の実装で参加者へのタイムリーで細かいフォローアップが可能。Zoomなどを使わない完全独自配信プラットフォームを備える。行動データの蓄積と活用で、顧客との長期的なエンゲージメントの向上を図ることができる。ハイブリッドイベントに対応、GDPR準拠でセキュリティも万全だ。

 活用例は、株主総会、セミナー、トレーニング、イベントやカンファレンス、展示会、採用イベント、ワークショップなど、多岐に及ぶ。利用料は参加人数別のサブスクリプションモデルで、初期費用不要で全機能を利用できる。また、パートナープログラムを用意し、商材としての活用を呼びかけた。