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アセンテック 時代に最適なデルの最新ラインアップ VDI/シンクライアント専門ベンダーが語る

2022/02/10 09:00

週刊BCN 2022年02月07日vol.1910掲載


 仮想デスクトップ(VDI)、シンクライアント製品を提供するアセンテックは、リセラーを対象に、同社が代理店販売しているデル・テクノロジーズ(デル)製品をはじめとするシンクライアントソリューションの最新動向について紹介した。

 取り上げた製品は、「Dell Wyse ThinOS(Wyse ThinOS)」と「Dell Hybrid Client(DHC)」の2種類。デルとは2014年にプレミアムパートナー契約を締結し、Wyse ThinOSの開発元であるWyse Technologyとも07年にディストリビューター契約を結んでビジネスを展開してきた実績を持つ。
 
アセンテック 第一技術本部
第三システム サービス部部長
植田誠氏

 他社のシンクライアントOSは、何かしらのOSをカスタマイズして作られているが、Wyse ThinOSは、「完全独自開発のシンクライアントOSである」(第一技術本部第三システムサービス部部長の植田誠氏)。APIも非公開なために堅牢なセキュリティを備え、起動時間や仮想環境への接続時間が他の製品と比べて高速、セットアップのためのキッティングが不要などの特長を備える。

 一方、DHCはデルが新たに投入した独自のハイブリッドOSである。Wyse ThinOSよりも汎用性があり、Web会議ツールをローカルで実行でき、SaaSにもWebブラウザから直接接続可能となっている。これにより、仮想デスクトップにありがちなレスポンスやパフォーマンス問題を解決することができる。

 DHCには、管理サーバー機能を提供する「Wyse Management Suite(WMS)」が付随。クラウドサービスとして活用し、どこからでも端末を管理できる。そのため、テレワーク下でのハイブリッドクライアント環境に有用であり、Wyse ThinOSと、シェアの高いWindowsをベースとした「Windows 10 IoT」との3製品で比較して「最も優れている」と植田氏は高く評価する。
 
営業推進本部
本部長
北原友樹氏

 アセンテック独自製品については、Atrustと共同開発したテレワーク向けの「リモートPCアレイ」を提供。「1ユーザーが1カートリッジ(物理PC)に接続しているリモートアクセス製品」(営業推進本部本部長の北原友樹氏)で、シンプルな構成であるため、設計構築期間が約3分の1、コストが約2分の1で導入できるとのこと。

 基本的に同社の製品は、パートナー経由で販売される形となる。「貸出機を用意することに加え、技術支援も実施する。現在、販売パートナー様を募集中」(北原氏)と語る。
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外部リンク

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