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ITジュニア通信2022年11月<第10号> 藤井聡太・五冠を始め、現代の若者にエールを送り続ける日本AMD

2022/12/01 09:00

週刊BCN 2022年11月28日vol.1947掲載


 将棋の世界で大旋風を巻き起こしている藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖との五冠)。2016年、史上最年少の14歳2カ月でプロ棋士になり、その後29連勝と無敗で公式戦最多連勝記録を打ち立てたことでも記憶に新しい。今や押しも押されもせぬ将棋界の超新星を応援するのが日本AMDだ。9月から広告に起用し、最新プロセッサーの提供などを通じて、強力にバックアップする。同社の関路子・代表取締役に藤井竜王や現代の若者とAMDの関係性について話を聞いた。
 
日本AMD 関 路子 代表取締役



 「発表当日にSNSで百何十件も取り上げていただいたり、新聞やテレビで話題にしていただいたりで、反響は日本AMD史上一番ではないかと思う」と話す関代表取締役。藤井竜王起用の反響は絶大だったようだ。「もともと弊社の高速プロセッサーRyzen Threadripperのユーザーということをうかがって、声をおかけしたのがCM採用のきっかけ」だったという。

 現代のプロ棋士には、もはや不可欠ともいえる高速シミュレーション環境。何千万通りの打ち手を研究する中で、1秒でも早く結果を出せることは、とても重要だ。「トップ棋士の要望にも十分応えられる性能の高さをアピールしつつ、とても信頼できる藤井さんのキャラクターイメージなどがAMDのプロセッサーと合致した。老若男女、幅広い方々がご存じなこともあり、大いにAMDの認知向上に寄与していただいている」と話す。

 もともとがAMDのファンだという藤井竜王。将棋の研究用PCを自作することも珍しくない。関代表取締役は「藤井さんに限らず、若い人たちと話をしても自作PCのハードルが低くなっているように感じる」と話す。「インテルさんは大きなブランド力をお持ちだが、中高生はあまりブランドを気にしない。フェアに性能で選んだり、自分の好みや用途で選ぶ傾向が強い。そこではAMDにもチャンスも広がる。最近流行のe-スポーツ分野でも同様だ」。

 そんな、ITに興味を持つ現代の若者に向けてのメッセージとして関代表取締役は「例えばプロコンなど、国内だけでなく、積極的に海外のコンテストにも挑んでほしい」と話す。「グローバルで活躍するには、ITはチャンス溢れる分野。その場にいなくてもプログラミングなら問題ない。世界的にソフトウェアエンジニア不足が叫ばれる昨今、どんどんチャレンジしてほしい」とエールを送る。

 さらに「楽しんでほしい。学校のプログラミング教育は難しそうに聞こえる。それとは別に、楽しむツールの一つとしてITやプログラミングをとらえてほしい。一方で、周りが行う環境づくりも大切」と話す。

 藤井竜王には、今回のお礼も込めて、最新の「Ryzen Threadripper PRO 5995WX」を搭載したPCを提供したという。プロセッサーを含めて総額180万円ほどの超高速PCだ。次戦に向けた研究に大活躍するだろう。例え将棋の具体的戦略では何もアドバイスできなくても応援し、手助けすることはできる。

 大人が若者にできる、最大のサポートは「環境づくり」であることを示す一つの例と言えるだろう。
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