サービス業をはじめさまざまな業種で「予約」に関する業務が発生するが、手作業で管理を行うには大きな手間がかかる。鈴与シンワートが提供する予約管理システム「リザエン」は、豊富な機能やSaaSでの提供による導入のしやすさ、高セキュリティーといった強みにより、予約管理業務の効率化を実現。大企業や自治体・官公庁などでの導入実績が豊富であり、信頼性が高いサービスとして認知が拡大しており、さまざまな業種での利用が進んでいる。
予約管理システム「リザエン」
豊富な機能を搭載、高セキュリティーを実現
リザエンは、電話予約や来店予約をリアルタイムで一元管理する「予約台帳」や「予約サイト作成」、複数店舗・複数拠点で利用する際の「権限分け」など、予約管理に必要な幅広い機能を搭載している。機能拡充を継続的に行っており、例えばスマートロック機能では、Photosynthの「Akerun入退室管理システム」とリモートロックジャパンの「RemoteLOCK」との連携により、施設などの開錠・施錠を自動化できる。そのほか、複数の決済代行サービスとの連携などにも対応する。豊富な機能を提供することで、さまざまな業務の予約に対応できるのが強みとなっている。
高度なセキュリティー機能を備えているのも大きな特長の一つ。人の目とツールの両方を用いてWebアプリケーションの脆弱性をチェックするほか、ウイルス対策ソフトやWeb Application Firewallを標準提供しており、個別にセキュリティー対策を実装しなくてもセキュアな環境を構築できる。
導入が容易なSaaSで提供
SaaSとして提供しており、「ビジネス版」と「エンタープライズ版」を用意している。基本的な機能を搭載したビジネス版は月額1万5000円から利用可能。クラウドサービス事業本部の水野裕仁・SaaS開発事業部リザエン営業グループマネージャは「あまり費用をかけずに、すぐに予約システムを立ち上げたいとのニーズが高いことから、ビジネス版の利用が多い」と傾向を語る。
エンタープライズ版は、シングルサインオンを実装したいといったユーザーの要望に対して、同社の専門エンジニアが提案から開発・導入まで対応する。価格は個別見積だが、パッケージソフトがベースとなるため、スクラッチ開発と比べると費用を抑えることができるという。水野グループマネージャは「カスタマイズできることはリザエンの強みであり、差別化ポイントになる。お客様からも高く評価していただいている」と自信を見せる。
導入前には、お客様に「どのように利用していくのか」を営業担当者がヒアリングし、それらに合わせたトライアル環境を提供する。導入後はサポート部隊が、メールや電話、Webを通じて、設定などに関する相談に対応する。水野グループマネージャは「システムを導入したが使えなかったということがないように、お客様がしっかりと運用までできるまでサポートしていくのが重要だと考えている」と述べる。
予約情報をシステムに集約することで管理業務の効率化が可能に
間接販売の拡大にも注力
現在は、直販での販売がメインとなっている。業務の中で予約に関する困りごとが発生したユーザー企業が、Web検索によってリザエンを見つけ、無料トライアルや資料請求を申し込むケースが多い。そのため、Webマーケティングの強化を図っている。リザエンのサイトでは、エステサロン予約、レッスンやスクールの予約といったBtoCの店舗系ビジネスから、自治体・官公庁、学校法人、大企業などより厳格なセキュリティー要件を要するものまで、さまざまな導入事例や活用方法を紹介している。
水野グループマネージャは「ITに詳しくないお客様も少なくないので、サイトで製品の情報だけを見ても、自社で本当に使えるのか判断できない場合もある。そういった方々に使い方をイメージしてもらうには、業務に合わせた訴求が重要になる」と説明する。続けて「きめ細かい情報を発信すればするほど、反響も少しずつ上がっていくし、困ったことがあればヒントを求めてリザエンのサイトに来てくれる。情報発信は継続的に取り組んでいく必要がある」と力を込める。
こうした取り組みと並行して、間接販売の拡大にも力を入れている。現在は、SIerやコンサルティング会社、Web制作会社などが販売代理店となっている。今後は「幅広い企業にアプローチできる販売代理店を開拓していきたい」(水野グループマネージャ)という。パートナー制度では、販促ツールやトライアル環境の提供、商談への同席といった支援を行っている。
水野裕仁 グループマネージャ
BtoEでの需要が増加
幅広い業種で予約に関するニーズがある中で、リザエンの導入が増加しているという。最近では、BtoE(従業員向けビジネス)での需要も増えており、福利厚生施設の予約利用、健康診断、備品の利用といったケースでリザエンが活用されている。また、自治体での利用も進んでおり、確定申告相談、マイナンバーカードの受け取り、公共施設予約といった場面でリザエンを用いることで、住民サービスの向上や業務効率化を図っている。
水野グループマネージャは「時代や環境の変化に伴って予約に関するニーズも変わるため、それに合わせて迅速に機能拡張してお客様に届けていきたい。予約システムは分かりやすい商材だと思うので、販売代理店の皆様には、お客様との会話で予約というキーワードが出た際に、リザエンを思い出して紹介していただきたい」と述べる。