デジタル家電との融合を加速 競争勝ち抜く足場固めを優先


アイ・オー・データ機器 代表取締役社長 細野昭雄
取材・文/安藤章司
撮影/ミワタダシ
撮影/ミワタダシ
週刊BCN 2008年02月04日vol.1221掲載
パソコン周辺機器メーカーのアイ・オー・データ機器は、デジタル家電との融合を加速させる。パソコンとデジタル家電をネットワークでつなぎ、大容量のストレージでデータを共有するなど、新しい周辺機器の需要開拓に力を入れる。企業顧客向けも割安でスピーディーな製品戦略を展開することでビジネス拡大を目指す。ライバルメーカーとの激しい価格競争で苦戦するが、付加価値の高い製品を意欲的に増やしており、業績回復にも手応えを感じている。
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Profile
細野 昭雄
(ほその あきお)1944年、石川県生まれ。62年、石川県立工業高校卒業。同年、ウノケ電子工業(現PFU)入社。バンテック・データ・サイエンスなどを経て、76年、アイ・オー・データ機器設立。現在に至る。2008年1月には創業32年目を迎える。石川県情報システム工業会会長。
Company
会社紹介
国内有数のパソコン周辺機器メーカー。昨年度(2007年6月期)の連結売上高は前年度比11.9%減の617億円、営業利益は4400万円の赤字。今年度の連結売上高は前年度比5.1%増の649億円、営業利益は6億円を見込む。主力商材はパソコン周辺機器やネットワーク機器、増設メモリ、ストレージ、液晶モニターなど。ライバルのメルコグループやエレコムグループなどと激しいシェア争いを展開している。