ITインフラのプロ集団へ 富士通グループとしての成長を念頭に


富士通エフサス 社長 播磨 崇
取材・文/木村剛士
撮影/ミワタダシ
撮影/ミワタダシ
週刊BCN 2008年12月15日vol.1264掲載
富士通エフサスが変わろうとしている。保守サービス会社から脱皮し、システムの設計・構築、運用までを網羅するITインフラカンパニーを標榜しているのだ。今年6月に副社長から社長に昇格した播磨崇氏は、その実現をさらに加速させるための3か年中期経営計画を来年度スタートさせる。自社単独の利益だけでなく、「富士通グループとしての成長を意識したプランにする」と、掲げる計画は壮大だ。それだけ、富士通エフサスが担う役割が重要とも説く。
木村剛士●取材/文 ミワタダシ●写真
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Profile
播磨 崇
(はりま たかし)1945年5月12日生まれ。68年3月、早稲田大学理工学部機械科卒業。同年4月、富士通入社。86年、システム本部第二システム統括部第四製造工業システム部長。98年、富士通ビジネスシステム(FJB)に移りシステム本部副本部長。00年、常務取締役システム本部長。01年、富士通北陸システムズの代表取締役社長に就任。05年、富士通に戻り経営執行役。06年、経営執行役常務。07年、富士通サポートアンドサービス(現・富士通エフサス)代表取締役副社長。08年6月、代表取締役社長に就いて現在に至る。
Company
会社紹介
富士通グループの保守サービス会社として1989年に設立された富士通カスタマエンジニアリングが母体。96年に関連会社と統合した後に前社名の富士通サポートアンドサービス(Fsas)になった。07年7月には現社名に変更。保守サービスがメインビジネスだが、ここ数年で業容は拡大。情報システムの設計・構築、運用サービスといった領域もカバーする事業体制へと変化している。
01年に東京証券取引所第一部に上場するが、親会社のグループ連携強化方針により04年10月に上場廃止、富士通の完全子会社になる。資本金は94億175万円で従業員数は約5000人。昨年度(08年3月期)の売上高は2499億9400万円。
01年に東京証券取引所第一部に上場するが、親会社のグループ連携強化方針により04年10月に上場廃止、富士通の完全子会社になる。資本金は94億175万円で従業員数は約5000人。昨年度(08年3月期)の売上高は2499億9400万円。