KeyPerson

「信じられる社会」を実現する

ラック 代表取締役社長

西本逸郎

取材・文/岩田晃久 撮影/大星直輝

2022/08/08 09:00

西本逸郎

週刊BCN 2022年08月08日vol.1934掲載

 セキュリティとシステム構築の二つの事業を展開するラックは6月にパーパスを発表し、新たなスタートを切った。社会はデジタル化が進み、さまざまな面で利便性が向上するなど好影響が出ているが、セキュリティリスクの増大など不安要素も拡大している。西本逸郎社長は「テクノロジーは人を幸せにするもの。人に牙をむけてはいけない」として、これまで培ったセキュリティのノウハウや知見を生かして、デジタル社会を支えていく考えだ。
(取材・文/岩田晃久  写真/大星直輝)

ベテラン社員が実践し浸透させる

――6月に「たしかなテクノロジーで『信じられる社会』を築く。」とのパーパスを発表しました。策定理由を教えてください。

 組織再編を経て2007年に現在のラックが設立され、「進化し続けることで成長し、持続可能性の高い経営により、社会にとってなくてはならない存在を目指します。」という企業理念を掲げていました。この理念を残しながら、どういった価値観で行動していくのかを具体的に分かりやすい形に落とし込む必要があると思い、パーパス、ビジョン、バリューを策定しました。若手のリーダー格の社員が中心となり取締役から若手社員まで幅広く意見を取りまとめたものとなっています。

 社会全体のデジタル化が進むことで、さまざまなことが便利になりました。一方で、情報の流出など不安を抱える声もあるのが現状です。テクノロジーは人を幸せにするものであって、人に牙をむいてはなりません。パーパスでは大きなことを言っているように感じる方もいるかもしれませんが、当社はテクノロジーカンパニーですので、勇気を持って宣言し、テクノロジーによる“信じられる社会”の実現を目指します。社外の方には、当社がどういった企業を目指しているのかをパーパスを通じて理解していただければと思います。

 パーパスの実現に向けては、ビジョンとして「デジタル社会を生き抜く指針となる。」を、そして「挑戦する力」「遂行する力」「探求する力」「結束する力」の四つをバリューとしました。自社やグループ会社の社員はもちろんですが、協力会社の方々にも、ビジョンとバリューを意識した行動をしてほしいですね。

――社内の反応はいかがですか。

 すべての社員が納得するというのは難しいことですが、おおむね良好な反応だと感じています。浸透させていくには、私をはじめとした経営層を中心にベテラン社員が実践していくことが重要だと感じていますので、時間を掛けて取り組んでいきます。

 社内の体制もリモートワークを前提とした働き方となっています。その中で、コミュニケーションの取り方なども変化しています。世の中にはさまざまなツールがあるので、いろいろと試しながら、柔軟に働く環境を作っていきます。
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外部リンク

ラック=https://www.lac.co.jp/corporate/

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