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Fsas 金沢市医師会から顔認証システム受注

2002/01/21 16:06

週刊BCN 2002年01月21日vol.925掲載

 Fsas(富士通サポート&サービス、大瀧達彦社長)は、金沢市医師会(西村功会長)から、バイオメトリクス(生体識別)技術を活用した次世代認証システム「顔認証システム」を受注した。病院・医院の情報や診療情報などの共有資源を一元管理する「病診連携システム」のセキュリティ対策用に導入される。2002年3月の稼働を予定している。

 顔認証システムは、システム利用者の顔の特徴をカメラで読み取り、目鼻の位置関係などにより本人認証を行う仕組み。指紋、サイン、虹彩(アイリス)などを識別方法に用いる他のバイオメトリクス技術に比べ、読み取り専用機器を必要とせず、非接触式であるため汚れや故障に強く、人体への影響もないのが特徴となっている。

 「病診連携システム」は、総務、経済産業両省の先進的情報通信システムモデル都市構築事業として金沢市医師会が取り組んでいる医療・防災ネットワーク事業「ハートネット」の中核システムに位置づけられている。「ハートネット」は、金沢市内にある医療機関(230拠点・360端末)を中心に、福祉、防災、行政、金融にまたがる大規模な地域高速ネットワークを整備しようとする事業で、ITによる地域の活性化、高度情報福祉社会の実現を狙いとしている。
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