XML専業ベンダーのインフォテリア(平野洋一郎社長)は、2002年の経営目標として、「200%超の成長を続ける組織と仕組みの確立」(平野社長)を掲げ、事業体制を大幅に刷新する。組織面では「教育部」を新設、「インフォテリア認定トレーニング」の各コースを充実させ、XML技術者の育成に注力する。従来の「XMLをみせるアプローチ」から、「XMLをみせないアプローチ」へと戦略転換し、これまでとは違った製品を4月に市場投入する。

 02年の経営戦略として、「売上高は設立してから前年比220-230%増で推移している。収益に関しては先行投資の関係上、まだ黒字を出していないが、02年度(03年3月期)には単年度黒字化を目指す」(平野社長)目標だ。今後も売上高で前年比200%増の成長を続けられる組織と仕組みを確立させていく。平野社長は、「02年度で同222%増、03年度は同250%増を見込んでいる」と自信をみせる。

 社内組織としては、XML技術者を育成するための認定トレーニングを手がける「教育部」を02年1月に新設。XML技術者育成推進委員会が開始したXML技術者認定制度「XMLマスター」に対応した「インフォテリア認定トレーニング」のテクニカルコースと製品コースのメニューや、「ICEC(インフォテリア認定教育センター)」の教育形態を充実させる。

 製品に関しては、同社の主力製品であるBtoB向けXMLサーバー「アステリア」の新製品を「次世代アステリア」として今春に出荷する計画。新製品は、開発コード名が「アルテミス」。

 今まで業種に特化した「アステリア」シリーズを提供してきたが、「新製品は、XMLに対応しているだけでなく、SOAPベースのウェブサービスやテキストデータPDFデータなどさまざまなデータやアプリケーションを統合し、HTTPやSMTP、FTPなどさまざまなプロトコルでのアクセスを実現するソフト」としている。「マルチチャネル」がコンセプトで、XMLにとらわれずXMLの価値を最大化させるという。

 ウェブサービスにも注力する。「本来、ウェブサービスは、アプリケーション統合ではなくデータオンデマンドが本質。動的に変化する情報の提供や、手元での維持が難しい大量データへのアクセス、企業をまたがったプロセスの実行などを可能とするウェブサービスを手がけていく」としている。