CRM(顧客情報管理)開発の日本ピボタルが関連商材の品揃えを強化している。2月4日からポケットPCやiモードなど携帯端末への出力に対応したCRMシステム「エニウェア」を発売。また、1月31日にはCRM連動型のECシステム「コマース」の販売も始めた。主力商材であるCRM「イーリレーションシップイントラハブ」は、すでに国内130社で導入実績がある。今年度(02年6月期)までに累計150社への納入を目指す。

 同社カナダ本社の今年度(02年6月期)の連結売上高は、日本円換算で前年度比約30%増の150億円となる見込み。

 このうち日本法人の売上比率は約10%を占めるなど、順調に業績を伸ばしている。

 ピボタルのCRMは、1利用者当たりの実売価格が23万円と、小口の顧客からでも比較的安価に対応できるのが特徴。今回発売した携帯端末向けシステムは、CRM実売価格に2-3万円上乗せした価格となる。

 一方、EC製品は1システム数千万円と高価だが、単体では売らず、CRMと連動させた形で納品する。EC製品は、今後1年間で5社への納入を目指す。

 日本法人のフレッド・マカレイグ社長は、「今はシステム販社など7社と国内販売契約を結んでいるが、今年度末までには計10社に増やす。これまで関東の販社が中心だったが、今後は関西方面の販路開拓に力を入れ、全業種をカバーできる販社網をつくる」と語る。

 また、「医薬品販売のメディカルレップと呼ばれる分野にも納入実績をつくりたい」と、地域や業種業態への対応力拡大に意欲を示す。

 北米でピボタルは、イー・ピファニーのCRM分析システムを自社システムに組み込むなど、一部協力関係にある。

 マカレイグ社長は、「IT投資が冷え込むなか、多くの企業は基幹系システムの維持で手一杯なのが現状。しかし、一方で、地道に売り上げを伸ばそうとCRMなど情報系にコツコツと投資する企業や、合併や統廃合で基幹・情報を問わず、システムの再構築を手がける企業も多い。そこで、販売網の拡充に力を入れつつ、SFA系CRM分野でトップベンダーを目指す」と意気込む。

 現在、ピボタル製品を担ぐ販社は、横河電機、イースト、ゼオン情報システムなど7社。