米AMDのヘクター・ルイズ社長兼COO(最高執行責任者)はこのほど東京都内で記者会見を開き、「昨年は半導体市場が22%も縮小するなかで、AMDは16%のダウンにとどまった。プロセッサ市場でのシェアは4ポイント上昇し、台数シェアは20.4%、金額シェアは10.3%とそれぞれ大台を超えた。今年も技術革新で市場をリードしていく」と強気の見通しを語った。

 同社は今年に入り、台湾UMCとの合弁事業、米アルケミーセミコンダクターの買収と、大型提携を相次ぎ実現している。

 「UMCとはシンガポールにある世界最先端の300ミリウェハ対応設備を共有し、2005年までに操業する。また、UMCはアスロンプロセッサの生産を今年中に開始する。アルケミーセミコンダクターは、PDAなどパーソナル接続機器向けの低消費電力型マイクロプロセッサ開発で独自の技術をもっており、ここを買収することでIA(インターネット・アクセス)市場に打って出る」意向を示した。

 昨年度の特許取得数は1090件で、全世界の企業中14位になるとともに、インテルの811件を大きく上回ったと発表。「99年以来、インテルより特許取得数は多く、当社が技術革新のリーダーであることを示している」と強調した。