ダイナコムウェア(大森成家社長)は、ウィンドウズ用外字管理システム「外字サーバ EV」を発売した。同社は、BCNランキングのフォント部門で2年連続トップシェアを占めるなど、ダイナラブ時代からアジア最大のフォントメーカーとして知られる。今回の新製品は、ネットワーク上で外字を共有できる企業向けシステムで、汎用機メーカー4社の外字セット約5万字に加え、中国漢字5万字も搭載、日本で使われる外字のほとんどに対応した。

 日本語にとって地名、人名、外国人名など外字はつきもので、コンピュータ処理での課題のひとつになっていた。

 今回のシステムは、外字サーバ、外字メーカー、外字ユーザー、外字データベース、ホスト対応ツールからなり、とくにネットワーク上で外字を共有する際に威力を発揮する。

 同社は、リテール向けには1800字の外字フォントを販売しているが、今回は企業向けに文字数を大幅に増やすと共に、ネットワーク環境で外字を共有できるようにした。

 汎用機の場合、各メーカーが独自に外字を開発しており、企業合併などではこれが大きな障害となり、コンピュータの統合を難しくするという側面があった。

 今回の製品では、富士通、IBM、日立製作所、NEC4社の文字セットを「外字データベース」に搭載しており、ここにある外字はそのまま登録すればよい。

 外字がデータベースにない場合は、TrueType外字エディタ「外字メーカー」によって作成、登録すればTrueTypeフォントとしてシステムフォントにリンクされる。

 こうして登録しておけば、TCP/IP環境下にあるクライアントから自由にダウンロードできる。同一ネットワーク環境下ではすべてのユーザーが共通して使えるようになり、外字付き文書の受け渡しが簡単に行える。

 ウェブ用としては、BMP、JPGの出力機能をもち、画像として簡単に処理できる。

 価格は、100ライセンス付きで200万円から。