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ビジュアルテクノロジー 科学技術計算用にブレードサーバー販売

2002/11/04 16:37

週刊BCN 2002年11月04日vol.964掲載

 ビジュアルテクノロジー(川股要一社長)は、サーバーラック2Uの高さに24枚(台)実装できるブレードサーバーを12月から出荷開始する。ブレードサーバーは、次世代技術のグリッド・コンピューティング用のハードウェアとしても注目されており、主に科学技術計算用に売り込む。

 同社は、超高性能コンピュータ(ハイパフォーマンスコンピュータ=HPC)の研究開発を手がけるベンチャー企業。主に理数系の大学や研究所向けに年商約20億円のビジネスを手がける。

 科学技術計算分野では、NECなどのスーパーコンピュータ(スパコン)が主流だ。だが、数十億円-数百億円と高価なため、1台のスパコンを多くの研究者と共同で使っているのが現状である。

 ビジュアルテクノロジーでは、複数のコンピュータを、クラスタリングやグリッド・コンピューティングなどの技術で統合的に運用することで、スパコンより格段に安い値段で、スパコンに匹敵するHPCの開発に力を入れる。

 川股社長は、「使い勝手の悪いスパコンよりも、個々の研究テーマの予算内で購入できるHPCに人気が高まっている。グリッド・コンピューティングは、まさに高くて使い勝手の悪いスパコンに置き換わる技術だ」と話す。

 高密度設計のブレードサーバーは、省スペース・省電力であるため、大きなサーバー室ではなく、通常の研究室内で、研究者が自由に使えるHPCとして期待が高まっている。「ブレードサーバーの可能性やグリッド・コンピューティングなど、大学や研究機関などと産学共同して次世代HPCの研究開発に努める」と話す。
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