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Jストリーム モバイル向けにストリーミング

2002/12/16 16:49

週刊BCN 2002年12月16日vol.970掲載

 ストリーミングサービスを手がけるJストリーム(白石清社長)は、モバイル端末向けサービスの拡充を図っている。

 ストリーミングとは、インターネットなどのネットワークを通じて動画や音声などのマルチメディアデータを視聴する際に、データを受信しながら同時に再生を行う技術。ファイルサイズが大きい動画データでもダウンロード時間を無駄に待つことなく再生できる。

 同社では、主にパソコン向けに、イベントやセミナー、コンサートなどのライブ放送をストリーミング技術を利用して配信するビジネスを展開しており、「携帯端末の高性能化と共に需要も着実に高まってきている」(白石清社長)とし、携帯端末向けのサービスの拡充を図っている。

 具体的には、携帯電話から音声を録音し、モバイル端末やパソコンから音声や視聴用楽曲の再生などができる「Pho-dio(フォーディオ)R&P」と、NTTドコモの次世代携帯電話「FOMA」(フォーマ)」やPDA(携帯情報端末)で、動画情報を64Kbpsのデータ通信を利用して、リアルタイムやオンデマンドで閲覧することができる「Channel Scheduler(チャンネルスケジューラー) 24-V」などのサービスを用意している。

 宮内隆史・営業企画部長は、「ブロードバンドの普及で、動画の需要は増えており、今後も着実に拡大していく。ストリーミング技術は動画配信には欠かせない技術。サービスのラインアップなどを増やして幅広い需要に応えていき、拡販を図っていく」と語った。
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