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日本ヒューレット・パッカード 樋口執行役員が新社長に

2003/04/14 19:17

週刊BCN 2003年04月14日vol.986掲載

高柳現社長は退任へ

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は、5月1日付で高柳肇社長が退任し、後任に樋口泰行・執行役員・インダストリースタンダードサーバ統括本部長が代表取締役社長に就任する。

 高柳社長は、日本タンデムコンピューターズとコンパックコンピュータの合併、コンパックと日本HPとの合併という2つの合併を日本法人の社長として経験した。

 また、高柳社長は日本HPでも社長に就任し、「(ライバルである日本IBMはサービス事業へとシフトしているが)新生日本HPは、もう一度、製造・開発に立ち返り、技術面でも世界のリーダーを目指す」と本紙の取材で語っていたが、わずか半年で社長の座を退くことになる。

 新社長に就任する樋口泰行・執行役員は現在45歳。松下電器産業、ボストンコンサルティンググループ、アップルコンピュータを経て、コンパックコンピュータに入社。日本HPとの合併を機に、インダストリースタンダードサーバ事業担当の執行役員に就任した。

 今年1月に最大で35%の値下げとなるIAサーバー製品の発表時には、「サーバーについては二極化戦略を推進。上位製品は付加価値を重視した収益性を追求するバリュービジネスを推進し、ボリュームゾーンである低価格製品については当社の規模を生かし、シェアを追求したボリュームビジネスを進めていく」(樋口泰行・執行役員)と、この分野でのシェア拡大に意欲を示していた。

 また、今回の人事により、寺澤正雄会長がCEOに就任する予定だ。
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