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三菱電機 流通・小売業向けデータウェアハウス発売

2003/07/28 19:28

週刊BCN 2003年07月28日vol.1000掲載

 三菱電機(野間口有社長)は、顧客履歴など大量に蓄積されたデータを超高速で分析する流通・小売業向けデータウェアハウス(DWH)専用のソフトウェアを8月25日に発売する。

 同社では今年に入り、1998年に開始したDWHソリューション「DIAPRISM(ダイアプリズム)」に関連する製品の機能強化を図った。

 同業種向けソフトは、その第一弾となる。

 製造・販売・保守を担当する三菱電機インフォメーションテクノロジーの中村洋一・プラットフォームセンター長は、「顧客情報や販売履歴など、膨大なデータを短時間で分析して経営判断に生かすcールとして、DWH市場は拡大している」とし、他業種向けの製品も順次開発していく方針だ。

 今回発売するソフトは、POSデータや購買履歴などからユーザーの嗜好に合った情報を抽出するミドルウェア「DIAPRISMリコメンデーションシステム」と、販売戦略システムのオプション製品「プライスライン分析システム」の2種類。

 「DIAPRISMリコメンデーション」は、従来の一般的な方式に比べ、100倍の性能を可能にする「インクリメンタル特異値分解手法」を採用した。

 「プライスライン分析システム」は、商品カテゴリー別に販売価格帯の分析機能t加し、商品の適性価格設定や品揃えが可能になる。

 同社では、両ソフトを組み込んだ専用サーバーとして「BI(ブレード・インテリジェンス)サーバ『DIAPRISM』シリーズ」の新モデル8月7日から、同時にオフィスコンピュータなどクローズなデータを統合するソフト「DIAPRISM Gateway for Informatica PowerCenter」も同25日から発売する。
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