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キーウェアソリューションズ USBセキュリティキーを企業向けに拡販 パートナー制度設け販売代理店募集

2003/09/08 19:32

週刊BCN 2003年09月08日vol.1005掲載

 システム開発などのキーウェアソリューションズ(八反田博社長)は、パソコンのUSB対応セキュリティキーに一元管理機能を加えた「mySeckey(マイセッキー) for Enterprise」を販売開始した。昨年4月からセキュリティキー「mySeckey」を単体で販売してきたが、企業への大量導入のケースが多いことから、システム管理者向けの一元管理機能などを付加し新たに製品化した。同製品の発売を機にパートナー制度も新たに設け、販売代理店企業を募集し、今年度約3万ライセンスの販売を見込む。

 「マイセッキー」は、パソコンのUSBポートに抜き差しするだけで、各パソコンの起動・操作を制限し、情報漏えいを防ぐハードウェア。各パソコンの利用者に合わせたセキュリティポリシーを設定し、指定したファイルやデータへのアクセス制限ができる。昨年4月から販売を開始し、これまでに約100社への導入実績があるという。

 約1年間の販売では、企業への提供が圧倒的に多かった。「企業のシステム管理者がマイセッキーを一元管理できる機能を求めるニーズが多かった」(吉原秀泰・ITソリューション事業本部テクニカルソリューション事業部長)ことから、今回、一元管理できる機能などを加え、「マイセッキー フォー エンタープライズ」として製品化した。

 同製品では、システム管理者が各キーの利用者名や階級情報、ファイルへのアクセス許可情報などを一元管理できる。また、各クライアントパソコンへの専用ドライバの配布がインターネットや社内LANを通じて自動的に行えるようになり、1台ごとにインストールしていた既存製品に比べ、大幅に手間が省けるようになった。

 さらに、キーの利用時の監査ログを収集し、不正利用があった場合の証拠情報を残すこともできる。

 価格は基本パック(管理者用ライセンス1本、クライアントライセンス10本)の最小構成で25万円。追加キーは、それぞれ1本あたり管理者用が5万円、クライアントキーが2万円。

 同製品の発売に合わせ、販売代理店の募集を開始。販売実績などに応じた2階層のパートナー制度を新たに用意している。パートナー専用サイトでの情報提供や、電話サポートなどの支援プログラムも設け、販売代理店網による販路拡大を図る。
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