NEC（金杉明信社長）は、企業向けパソコン「Jシリーズ」の販売パートナーとの連携を強化する。

　Jシリーズは、外資系メーカーと比べても競争力ある価格で顧客へアピールする戦略モデル。同社では、新聞やウェブなどを使った広告を展開しているが、「販売店との連動というNEC側の狙いを販売パートナー側にもっと認知してもらう必要がある」（橋本欧二・パートナービジネス営業事業本部ビジネスPC事業部WEBビジネスグループマネージャー）としている。

　具体的には、NECのウェブサイトでJシリーズについて問い合わせがあった際に地元の販売パートナーを紹介したり、パートナーのサイト内にNECの顧客専用サイト「GCB（グッド・カスタマー・ベース）」およびGCBのショップ機能を設け、パソコン、サーバーの構成選択ツール「CASNAVI」の機能設定などを実施する。

　従来から同様の施策は実施してきたものの、「改めてこの施策をアピールすることで、ビジネス強化を図っていきたい」（橋本マネージャー）と話す。

　さらに「販売パートナーのウェブサイトでの販売強化が狙いだが、ウェブだけでなく、販売パートナー自身の対面販売にもプラスとしていくことが本当の目的。この2つの販売方法ができるパートナー網をもつNECならではの強みが出せる施策」（橋本マネージャー）として、Jシリーズの拡販に対して、販売パートナーとのウェブ連携を重視し、支援していく。