インターネットショッピング専用の検索ポータル「アラジン」を運営するコマースリンク(春木博社長=写真)は、顧客と商品のマッチングや、市場動向の分析などの新サービスを、来年度(2005年3月期)上期中をめどに開始する。これらサービスを拡充することで、利用者数の拡大と商品の販売増を狙う。

 アラジンは、インターネット上のショッピングサイト約2000店舗、商品点数100万アイテムを横断的に検索できるショッピング専用の検索ポータル。月間利用者数は、サービス開始以来、初めて150万人を昨年12月に突破した。同社では、来年度までに店舗数5000店、商品点数300万アイテムに増やし、月間の利用者数は350万人の獲得を目指す。この目標を達成するため、来年度上期中をめどに、マッチングや市場分析などの新サービスを立ち上げる。

 マッチングとは、アラジンで検索しても該当商品が見つからない場合、顧客の探している商品を店舗側に通知し、店舗の協力を得て該当商品を探す仕組み。これまでは、検索で見つからない商品をコマースリンク側に通知する仕組みはあったものの、該当商品を探す仕組みはなかった。これにより、利用者の満足度向上や販売促進につなげる。

 市場分析では、顧客が探している商品を検索キーワードなどで分析し、市場動向に関する調査レポートを店舗などに販売する。たとえば、今年1月6-12日の検索キーワードランキングは、財布、ガンダム、ナイキの順となっており、ブランドの財布やスポーツ用品、ガンダム人気が衰えていないことを表しているという。これらをさらに深く掘り下げて、来年度末までには月間利用者数350万人分をベースとした市場分析サービスを提供する。

 今年3月からは、これまで月額固定だった店舗側の商品登録料をクリック課金型へと変える。クリック単価は7円。店舗への誘導数に応じた成功報酬型の料金体系に変えることで、料金の公平性や店舗の満足度向上を図る。春木社長は、「ブロードバンドの普及などが追い風となり、インターネットショッピング市場は拡大基調にある。大手企業も力を入れ始めた。このまま市場が拡大すれば、05年度(06年3月期)には売上高10億円、経常利益6億円を見込める」と自信を示す。経費の主な内訳は、年間の情報システムの運用費が約2億円、人件費が約1億円、その他経費で約1億円と想定しており、経常利益ベースで6億円を見込んでいる