エス・エス・ジェイ(SSJ、佐藤祐次社長)は、ビジネスパートナーとの連携強化に乗り出す。パートナーが開発した帳票やモジュール類をウェブ上で流通させる仕組み「スーパーストリームウェブモール」(仮称)を7月から段階的にスタートするほか、8月からは技術者認定制度を新設する。これらの施策により、SSJが開発する業務パッケージ「スーパーストリーム」の今年度の納入社数を過去最高だった2000年度(01年3月期)の約600社に近づけたい考えだ。

 SSJは、スーパーストリームウェブモールの第1弾として、「帳票モール」を7月上旬に立ち上げる。これは、将来的にウェブモールの一部分となり、帳票の流通を目的とする。段階的に立ち上げるウェブモールでは、パートナーが開発したスーパーストリーム向けの帳票や追加ソフトウェアなどをパートナー間で取り引きできるようになる。これによりパートナーの納期短縮や開発工数の軽減が可能になる。パートナーとの連携を強めるために、「パートナー向けのサービス拡充の一環」(加賀屋純一・取締役マーケティング本部長=写真)と位置づけている。

 また、8月から技術者認定制度を新設し、今年度(05年3月期)までに約400人の技術者認定を行う予定だ。認定技術者制度では、初期設定や運用指導を行う「スペシャリスト」と、本格稼働までの全プロセスに携わる上位技術者「プロフェッショナル」、スーパーストリームの全モジュールのプロフェッショナル認定を取得した「エキスパート」の3段階を設ける。

 まず、今年度はスペシャリストの認定試験を8月から毎月実施し、プロフェッショナル、エキスパートは来年度以降実施する。8月の第1回の試験は500人の受験を見込む。「パートナーごとの認定技術者数はウェブ上で公開する。パートナーの同意が得られれば認定技術者の氏名も公開したい」(加賀屋取締役)と、SSJパートナーの技術水準がユーザー企業から見て、ひと目で分かるようにする考え。

 今後は、パートナーが擁する認定技術者数によりシルバーパートナー、ゴールドパートナー、プラチナパートナーの3段階で区分けする予定。スーパーストリームのパートナーは、導入コンサルティングや販売パートナーなどを含めておよそ100社あり、認定制度はこれらパートナーとSSJの関係強化につながる。すでに「スペシャリストを100人養成したい」(同)との意向を示すパートナーも現れ、パートナーの活性化効果が出ている。スーパーストリームの年間納入社数は、「2000年問題」の置き換え需要期に過去最高の600社近くに達した。その後沈静化したが、再びリプレース需要で納入社数を増やしており、今回のパートナー活性化策により今年度は過去最高水準の納入社数を目指す。