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SSJ ユーザー企業との交流促進 開発者がニーズを直接把握

2004/08/30 21:06

週刊BCN 2004年08月30日vol.1053掲載

 ERP(統合基幹業務システム)パッケージ開発のエス・エス・ジェイ(SSJ、佐藤祐次社長)は、ユーザー企業とSSJ開発スタッフが直接会って意見交換する仕組みを、早ければ来年4月以降にも導入する。普段、外部と接する機会が少ない開発者が、ユーザー企業の意見を直接取り入れる仕組みをつくることで、ユーザーニーズの把握に努める。

 SSJではこれまで、営業やマーケティング担当者がユーザー企業と意見交換することはあったが、開発者が直接ユーザー企業から意見を聞く制度の導入は、今回が初めて。

 SSJの村上高敏・技術開発本部開発部プロダクトエンジニアは「ユーザーの声を自ら聞くことで製品精度が高まる」と、ユーザー企業からの意見を得ることで、ニーズをより正確に把握できると話す。

 今月8月の定期バージョンアップ時のビジネスパートナー向け製品説明会では、新機能の説明に加えて、初めてビジネスパートナーとSSJ開発陣との意見交換の場を設けた。各商品モジュールに分かれて行われた意見交換では、ビジネスパートナーからの参加人数が計80人に達し、関心の高さがうかがえた。

 来年度(2006年3月期)以降に設置する予定のユーザー企業とSSJ開発陣との意見交換制度では、製品そのものに対する意見に加えて、ビジネスパートナーの対応や価格体系など幅広くディスカッションを行っていく。これによって、顧客満足度のさらなる向上を図る。
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