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関西アーバン銀行 IT導入の新本店オープン “情報発信基地”の機能も

2004/11/22 21:15

週刊BCN 2004年11月22日vol.1065掲載

 IT活用と異業種コラボレーションで新たな金融機関を──。

 関西アーバン銀行(伊藤忠彦頭取)の新本店営業部「アーバンコンサルティングプラザ」が大阪・心斎橋の御堂筋にこのほどオープンした。

 アーバンコンサルティングプラザは、セキュリティ向上のため日本で初めて虹彩認証システムを採用した貸金庫など、最新のIT技術を活用するとともに、余剰スペースを活用した異業種企業とのコラボレーションで「情報発信基地」としての機能も持たせた。

 情報ネットワーク会社のケイ・オプティコム(田邉忠夫社長)は、光ファイバーを用いたインターネットカフェを設置するとともに、ショッピング情報などを提供するアーバンナビゲーション端末を設置。同端末から取り出したクーポンを利用すると定期預金の金利優遇が受けられる特典もつく。また、大阪市がリードする「おおさかユビキタスネットワーク普及促進協議会」のタウンアクセスポイント端末からは、イベントや交通など様々な情報にアクセスできる。

 このほかにも、テレビ大阪のサテライトスタジオが設置され、番組の公開収録や大阪・ミナミの中心からの中継などの拠点となる。また、SMBCフレンド証券との共同店舗も設置され、資産運用などの金融情報についてもワンストップで総合的なサービスを受けられるようになっている。

 オープニング・イベントには、宝塚歌劇団・宙組トップスターの、和央ようかさん=写真=や関淳一大阪市長なども出席。オープニング頭取となった和央さんは、同プラザの各種機能を体験、「外観が銀行らしくない。お店を紹介してくれるサービスなども利用してみたい」と、大阪や御堂筋の活性化に期待を寄せた。
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