日本貿易振興会(ジェトロ)と上海市経済委員会の主催により、「第8届上海国際零部件採購招商会」が2005年1月26日から28日までの3日間、上海国際展覧中心(INTEX上海)で開催された。この展示会の日本語名は「第8回上海国際部品・材料調達展示商談会」、通称「ジェトロ逆見本市」、上海で開催されるのは今回で第8回目となる。

サプライヤー探しの展示会

 「逆見本市」とは、サプライヤー探しが目的の展示会である。出展する側はブースに調達したい製品を展示する。

 例えば、電話機メーカーが出展する場合、製品をばらばらに分解して、調達したい部品をショーケースに陳列する。展示会ではその部品1つ1つを作ってくれる部品メーカーを募集する。展示会に来る側は、製品の買い付けに来るのではなく、自社の部品を売り込みに来るという具合だ。

 出展する側はこうしてサプライヤーの情報を集め、安くて品質の良い部品を探し出し、部品の現地調達率を高め、コストダウンを目指す。基板や液晶モジュールなどのキーパーツから、電源、成型部品、コード、発泡スチロールやダンボールなどの梱包材、説明書やカタログなどの印刷物まで、現地(中国)で調達できるものはできるだけコストを抑えて現地で調達する。買い付ける側が出展し、売り込む側が展示会を見に行くというのが逆見本市の基本である。

 出展企業数は116小間に64社・7団体。会場では大きく面積を取り、大掛かりな造作を行うパビリオンは見受けられない。各社とも商談優先という雰囲気がブースの装飾からも感じられる。主な出展企業は、シャープ(日本夏普株式会社)、パナソニックコミュニケーション(松下通信系統設備株式会社)、上海リコーファクシミリ(上海理光伝真機有限公司)、ソニー上海テクノロジーセンター(索尼中国有限公司)、ニコン香港(尼康有限公司上海代表処)など。出展企業中35社は中国に設けている現地法人からの参加である。

 その中でも上海に拠点を持つ企業が最も多く35社中で27社。他は蘇州から3社、昆山2社、太倉2社、杭州1社と、出展企業は華東地区(長江デルタ地域)に域に集中している。(アジアITビジネス研究会幹事・吉村章=台北市コンピュータ協会駐日代表)