ケイ・オプティコム(田邉忠夫社長)は、4月から日本初となる1Gbpsの超高速インターネット接続の試験サービスを開始する。従来の回線速度では不可能だった高精細映像の提供などに結びつけるのが狙い。

 6月中旬までは神戸市須磨区の一部で回線終端装置(GE-PON子機)のフィールドテストを兼ねた試験サービスを行い、早ければ今夏にも本格サービスの提供を始める考えだ。

 従来の家庭向けインターネット接続サービスでは、光信号を電気信号に変換する過程で1Gbpsから100Mbpsに変更されていた。今回のサービスでは、新回線終端装置の採用で、信号変換の効率を高めることで家庭内のパソコンのインタフェースまで上り・下り最大1Gbpsのパフォーマンスを維持する。これにより、従来ではモザイク状の乱れが発生したハイビジョン映像などの高精細映像の配信が可能になる。 同社ではトラフィック負荷などの検証を行ったうえで、できるだけ早い時期に本格サービスを始めたい考えで、早ければ今夏にも着手できるように準備を進める。ただし、昨年秋から開始した光ホームファイバーの新サービスへの申し込みが好調で、現在は家庭内へのファイバー引き込み工事のキャパシティがいっぱいになっている。トラフィックの負荷などによっては、サービス開始エリアも都心部ではなく、郊外部からになる可能性もある。ケイ・オプティコムでは、早期に具体的サービスの内容について詰めたい考えだ。