NECフィールディング(富田克一社長)は、中堅・中小企業(SMB)向けセキュリティ事業を拡大させるため、セキュリティ専門コンサルタントの育成を進める。

 現在、セキュリティ製品・サービスの技術的知識を持っているセキュリティ専門のコンサルタントが約150人いるが、これを早急に200人まで増やす。また、技術的知識だけでなく、「個人情報保護法」の知識や、ユーザーのセキュリティ教育、セキュリティ監査、「ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)適合性評価制度」認証取得支援なども手がけられるスキルを身に付けさせる。

「何をしたら分からないユーザーが多い中堅・中小企業には、上流工程で何をすべきかを説明できるコンサルタントが必要。製品・サービスの説明だけでは不十分」(金子守正・ソリューション事業推進本部システム展開推進部ソリューションマネージャー)と判断。セキュリティに関する総合的な知識を持つコンサルタントの育成に踏み切る。

 この200人のコンサルタントが、カスタマーエンジニア(CE)のセキュリティ製品・サービス提案力を強化するため、CE向けの教育を施すほか、同行して顧客先での共同営業も行う。

 NECフィールディングでは、個人情報保護法が完全施行され、情報漏えい対策ニーズが高まっているなかで、セキュリティビジネスの強化に乗り出している。4月1日付の組織変更では、ネットワークとセキュリティビジネスを推進していた部署を1つにまとめ、情報の共有や事業の効率化を図った。情報漏えい対策の主軸商材としては、エムオーテックス(MOTEX)の「LanScope(ランスコープ)シリーズ」、NECの「Infocage(インフォケージ)」のほか、2004年後半から日立ソフトウェアエンジニアリングの「秘文」を本格的に販売開始している。