システムインテグレータのマイメディア(島根県益田市、秀浦実晴社長)は、雌牛の発情期を的確に発見するシステム「牛ヘルスチェッカードクターカウベル」を開発し、今年度から全国の牧場をターゲットに本格的な販売を始めた。同システムは、雌牛の体温や歩数、脈拍などを無線機能付きのセンサーで監視することで発情期を発見し、より確実に受精させることを目的とする。発情期の管理だけでなく、牛の健康管理にも役立てられる。

 雌牛は発情すると運動量や脈拍数が増え体温が変化する。こうした兆候を牛に取り付けた無線機能付きのセンサーを使って監視することで、従来の目視による確認に比べて精度の高い受精が可能になるという。また、センサーを使って集めた情報をデータベース化して分析することで、「さらに精度の高い発情発見や牛の健康管理に役立つ」(秀浦社長)と、牧場経営を支援するツールとして売り込む。

 今年3月3日には、獣医師などと共同で販売会社のイノビット(広島市、秀浦実晴社長)を設立し、販売体制の強化を図った。今年度(2006年3月期)、ドクターカウベル関連の事業で約2億円の売り上げを見込む。

 マイメディアは、精肉や生鮮食料品などの食品流通事業者向けの情報システム構築の実績が高いことなどから、今回のドクターカウベルの開発に結びついた。昨年度(05年3月期)の連結売上高は前年度並みの4億3000万円だったが、今年度は新しくドクターカウベルや自動販売機向けのPOSシステムなどの事業を立ち上げることで、7億円近い連結売上高を目指す。