東京電力の光ネットワークカンパニー(勝又淳旺・光ネットワーク・カンパニープレジデント)は、光ファイバー通信サービス「TEPCOひかり」について、2005年度末までにサービス提供地域を順次拡大し1000万世帯をカバーできる体制にする。04年度末時点の対象世帯数は800万世帯だが、さらに200万世帯を対象にエリアを広げる。エリアを拡大することで、「04年度末時点での加入件数13万件を、08年度末には約7倍の100万加入」(田代哲彦・ジェネラルマネージャー)に引き上げる。パソコン操作などに未熟な初心者層の取り込みを図る。エリア拡大と普及促進のために、今年度は04年度の投資実績約220億円の約2倍を投資する考えだ。

 東京電力の一般家庭向け光ファイバー通信サービス「TEPCOひかり」は、今年度から加入者拡大のためターゲット層をこれまでの「パソコンに慣れたイノベーター的な人々から、一般層にシフトしていく」(森嘉紀・光ネットワーク・カンパニーマーケティング部課長代理)。パソコンを日常的に使わないユーザー層にも、ブロードバンドをパソコン以外で利用するメリットと未来像を提案し、新規ユーザー獲得を狙う。

 「TEPCOひかり」は、04年度末のサービス対象世帯数800万世帯を今年度末に1000万世帯に拡大する予定。「04年度末時点での加入件数13万件を08年度末には約7倍の100万加入にする」(田代哲彦・ジェネラルマネージャー)として、今年度は04年度の投資実績約220億円の約2倍をかけて普及促進に力を注ぐ。

 現状ではネット対応の家電市場が育っていないため、まずはFTTHで何ができるかを「インフラ側からの利用シーンを提案」していく考えだ。

 昨年11月には、東京電力とパワードコム、東芝の3社が、FTTHネットワークとデジタル家電の接続によりDVDタイトルをダウンロードしながらDVDレコーダー内のDVD-RAMディスクに書き込める「ひかりde DVD」をトライアルでスタートし、商用サービスを目指し検証を行っている。「インフラと技術はすでに整っている」ことから、今後の本格的なネット対応の家電や、そのほかの利用用途の拡大をにらみ、各種機器やサービスとのコラボレーションによるブロードバンドの普及を図っていく。