コンテンツ管理ソフト開発のオープンテキスト(羽根ロバート社長)は、新商材の投入などにより来年度(2006年6月期)に前年度比約25%増の20億円の売り上げを目指す。個人情報保護法や、企業の書類・帳票の電子データでの保存を認めるいわゆる「e文書法」などの施行を受けて電子的なコンテンツをより厳密に管理する需要が高まっていることから、企業などで取り扱う電子文書を統合的に管理する新商材を投入して事業の拡大を図る。

 オープンテキストは、カナダのソフト開発ベンダー・オープンテキストが開発したコンテンツ管理システム「ライブリンク」の国内販売を6月1日から始めた。同じタイミングで社名もイキソスソフトウェアからオープンリンクに変更した。既存製品で同じくコンテンツ管理システムの「eCONソリューションスイート」を、ライブリンクに統合して販売する。

 個人情報保護法やe文書法などの施行を受けて、国内でも企業が取り扱う情報や文書を「より厳密に管理する需要が高まっている」(オープンテキストの市野郷学・技術本部ディレクター)と見ており、文書の発生から保存までのライフサイクル全体を統合的に管理する需要が高まっていると予測する。

 新しく取り扱う「ライブリンク」は文書の流れを管理する能力に優れ、既存の「eCONソリューションスイート」は最終的な文書の長期保存に重点を置いている。この2つの商材を新生「ライブリンク」として統合することで、よりトータルなコンテンツ管理を実現できるという。

 現在の顧客の中心は大企業だが、今後は中堅クラスの企業にも文書のライフサイクル全体を管理する「需要が高まる」(田中聡子・営業本部マーケティングマネージャー)と、手応えを感じている。これを受けて、来年度(06年6月期)末までにシステムインテグレータ(SI)などを対象とした代理販売チャネルの拡充を検討する。

 来年度は新生「ライブリンク」の売り上げ増が見込めることから前年度比約25%増の20億円の売り上げを目指す。