ネットワーク機器メーカーのコレガ(加藤彰社長)はこのほど、2002年12月-04年8月に製造したプラスチック製の8ポートスイッチングハブ(=写真)に不具合が見つかったと発表した。電源部に使用されている電解コンデンサに一部不良品が混在し、電源部の寿命より早く故障が起きたり、電源が入らないなどの不具合が発生する。また、ごく一部の製品では、本体の白色プラスチックケースの表面温度が上昇し、変色する可能性があるという。

 加藤彰社長によると、「ヒューズの溶断による機能停止や人的被害、火災などの2次的災害は起こる心配はなく、人的被害も発生していないが、ユーザーに不安を与えるのは当社の本意ではない」として、保証期間1年を経過した製品を含め、同期間中に製造した製品を無償で後継製品と交換することを決めた。

 不具合が判明したのは、02年8月に発売した8ポートスイッチングハブ「CG-FSW8AW」(ホワイトモデル)と同12月に発売した同「CG-FSW8AB」(ブラックモデル)の2機種。

 昨年夏頃から「通信ができない」というユーザーの問い合わせがあり、製品の負荷検証を社内で進めたところ、プラスチック部分が周辺温度よりも最大60度近く上昇することが分かった。加藤社長は、「製品のトラブルは、使用開始1-2年経過したあと、特に夏場の高温環境で発生しているため、早期の対応が遅れた」として、ユーザーやパソコン量販店、流通など関係者への事情説明と製品の交換を徹底していく方針。

 情報機器の場合、家電製品と同じようなリコールによる製品回収義務は定められていないが、同社では「ユーザーや取引先に安心してコレガ製品を使ってもらうためにも事実を公表し、該当製品の全品交換を実施するのが企業としての最大限の誠意」であるとして、自主的な回収に踏み切った。

 ホームページと新聞で不具合の件を告知するほか、臨時窓口を設け、後継製品と無償で交換する。さらに、「今回の件を教訓にして、製品の検証体制と安全策を徹底させたい」(加藤社長)と、生産・開発体制の全面的な刷新にも取り組む姿勢を強調している。

■交換対象製品のシリアルナンバー
「CG-FSW8AW」(ホワイトモデル)
0054950021200001-0054950040801500
「CG-FSW8AB」(ブラックモデル)
0054220030500001-0054220030601040
0054220031000001-0054220040200018