現在、国民ロボット事業団が商用化を計画しているロボットの中には英語の童話を読んでくれるなど子供たちの学習用として使える教育ロボット「ジュピター」、遠隔操作で家の掃除を担当してくれる「ネットデ」、ニュース・電子メールなどを確認してくれる「ロボイド」などが含まれている。ロボット実証実験事業のために、今年末まで64台のロボットを家庭に普及させる計画である。

 陳大済(チン・テジェ)情報通信部長官は、「100万ウォン台のロボットが可能になったのは、Wibro、3G移動通信など新しいネットワークを活用できるようになったからだ」と説明し、「2020年には1世帯1ロボットの時代が来る」と語った。

 ロボットの核心機能を超高速ネットワークを通じて提供する方式で製作し、価格を大きく引き下げる方針。オープンソースソフトウェア(OSS)を活用、部品のモジュール化、標準化、技術共有などにより国民ロボットの品質を高める計画だ。

 韓国政府は昨年から、ユビキタス時代のネットワーク技術を活用したロボット開発に着手し、今年6月に中間成果報告会を開き、ロボット試作品7種を公開した。この中には家庭用ロボットのほかに公共機関用も含まれている。

 11月からは郵便局にも、テスト用ロボットが投入される。11月1日からソウルと京畿道の郵便局で、それぞれ1か所に男性型と女性型ロボット1台ずつが配備された。ソウル江南郵便局には「uポストメイト」というロボットが登場する。このロボットは男性型ロボットで、郵便局の案内役兼警備員として働き始めている。郵便局の中をあちこち移動しながら、郵便局の業務案内、郵便番号検索、住所登録などの顧客サービスはもちろん、侵入者を感知すれば、警告措置とともに網を打ち上げ侵入者を取り押さえる警備用機能も備えている。

 京畿道にある富川郵便局には女性型ロボットであるPGR(ポストガイドロボット)を投入。案内役としてあいさつや顧客の健康診断、位置案内、文書様式案内など郵便局の顧客サービスを主に引き受ける。肩についたストラップを引っ張って必要な場所までロボットを連れて行くこともできるし、遠くにいるロボットを呼び出すこともできる。こうしたテストを繰り返し、より機能的なロボット開発を進めることで、家庭での普及の足がかりとしていく計画だ。
鄭載学(ジョン・ジェハク=BCNソウル特約記者)