日本ヒューレット・パッカード(日本HP、小田晋吾社長)は、今年度(06年10月期)のSMB向けサーバービジネスで20%以上の成長率を目指す方針を明らかにした。

 橘一徳部長(エンタープライズストレージ・サーバ統括本部インダストリースタンダードサーバ製品本部ビジネスプランニング部)は、「国内SMB向けサーバー市場は、現段階で10%程度で成長しているが、当社のx86サーバーは市場成長率の2倍以上が達成可能」としている。

 SMBの顧客を増やすため、「製品の機能面と価格、販売面など総合力で勝負する」という。製品面では、10月中旬に中小規模オフィス向けエントリーサーバー「HPプロライアントML110」シリーズに、省スペースや機能性を重視した「ジェネレーション3」を追加。価格は、5万1450円と値頃感を前面に押し出した。販売のほとんどを同社ウェブサイト「HPダイレクトプラス」の販売パートナーである「ダイレクトパートナー」が担当。「競合他社と比べれば、製品と価格、チャネル政策ともにバランスが取れている」という。

 SMB向けビジネスの拡大に向けて03年11月からサービスを開始した「HPダイレクトプラス」でのサーバー販売は、「2年間で10倍以上の伸び」となった。最近では、「ダイレクトパートナー」の2次代理店向けに販売マニュアルの提供や製品の情報発信などを充実させているという。また、中堅企業に特化したサーバー「ML300」シリーズの販売は、「独立系のシステムインテグレータ(SI)が独自に開発したアプリケーションと組み合わせて提供する傾向が高まっている」として、中小企業の基幹系システム向けの導入も力を入れる。