日本ストラタステクノロジー(長井正利社長)は、テレコム事業を開始する。同社の無停止型IAサーバー「ftサーバー」と、独自に開発した通信ソフトなどを組み合わせた通信融合ソリューション「CPS(コンバージド・パーソナライズド・サービス)」を来年以降国内の通信事業者に提供する。

 現在は、固定電話や携帯電話、IP電話、VoIP(音声データ送受信技術)などを、同じネットワーク網のなかで共有することはできない。新サービスは、これら通信規格の異なる複数のサービスを1つのネットワーク上に融合できるのが特色。

 また、次世代の標準無線LANブロードバンド規格である「WiMAX」にも対応している。

 これにより、インターネット・サービス・プロバイダ(ISP)や通信キャリア、CATVなど通信事業者は、自社のネットワークにCPSを実装することで、通信サービスの高速化と拡充を図ることができる。

 米ストラタステクノロジーのアリ・カフェル・テレコミュニケーション担当副社長は、「欧米では、すでにこうした融合が進んでいるが、日本はまだ遅れている。CPSを使用すれば、ネットワークに大規模な変更や巨額の投資をせず、サービスを拡充できる」と語る。

 現在、国内の通信事業者数社と直接交渉中で、来年以降、CPSの導入が進む見込みだ。同社は現在、伊藤忠テクノサイエンス(CTC)やインフォコムなどとパートナーを組んでいるが、こうした協業を今後も増やす。

 同社の親会社である米ストラタステクノロジーは、一時テレコム事業部門を他社に買収されたが、2003年に再び買い戻し、今年に入りテレコム事業を強化している。