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キヤノン販売 営業研修を拡充し、中堅企業向けの開拓図る 経営課題解決型のカリキュラムを増やす

2006/02/27 12:54

週刊BCN 2006年02月27日vol.1127掲載

 キヤノン販売(村瀬治男社長)は、中堅企業向けの営業研修を強化する。経営課題を解決するノウハウの取得を目的とした研修を増やし、経営者の目線でソリューション提案できる営業人員を増やす。

 昨年度(2005年12月期)は約50人が研修を受けたが、今年度については100-150人に増やす計画だ。

 研修ではITコーディネータや中小企業診断士などの経営課題解決型の手法を取り入れたメニューを充実させる。これまで大手企業に向けたソリューション提案力に比べて、ボリュームゾーンである従業員数100-1000人の中堅企業領域が手薄になる傾向にあった。中堅企業を担当する営業研修を強化することで同領域におけるビジネスの拡大を目指す。

 過去に積み重ねてきた研修によって、業務課題や作業課題に対するソリューション能力については「合格点まで高めてきた。今後は、経営全体を見わたし、経営者と向き合って課題を解決するスキルを高めていく」(竹田信之・人材開発本部営業研修部部長)方針だ。
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