韓国フォーシーエスの日本法人、オズウェブテクノロジー(中野隆志社長)は、主力のリッチクライアントソリューション「OZ(オズ)シリーズ」の拡販のため、チャネル販売を強化する。企業では、業務システムのデータや帳票などを統合し、ウェブ環境でレポートするニーズが高まっているため、同シリーズを組み込んだソリューション提供やソフトウェア開発などを手がけるパートナーを拡大する。06年度(2006年12月期)は売上高5億円を目指す。

 「オズシリーズ」には、ウェブ環境におけるレポートや帳票の開発時間を短縮し、業務の効率を実現するレポーティングツール「OZ REPORT」、リッチクライアント基盤のウェブアプリケーション開発ツール「OZ APPLICATION」、マルチデータベース対応のデータ抽出ツール「OZ iQuery」がある。

 企業内の分散された複数データベースのデータを収集し、必要なレポートをウェブ環境で自動的に作成したり、ERP(統合基幹業務システム)やCRM(顧客情報管理)などの業務データを統合し、レポート環境を構築することなどができる。「他の競合製品に比べ、Java/XML技術で開発するためプラットフォームを選ばないほか、データベースはマルチベンダーに対応できる」(金南甬・取締役)という。

 すでに、複数のパートナーが代理店として参画を表明しているが、同社は4月から本格的に新たな代理店網を開拓する。2年後をめどに、「オズシリーズ」をSIerに拡販する「ビジネスパートナー」を10社、同シリーズをソリューションとして企業へ販売するSIと、自社製品に組み込みソフト開発するISV(独立系ソフトベンダー)からなる「ソリューションパートナー」を100-150社に拡大する計画だ。また、パートナー向けの無償・有償トレーニングも開始する。

 「オズシリーズ」は、代表的なレポート様式にもとづきテンプレートを用意し、直感的にレポート開発が可能。そのため、「競合製品は、一部がコンポーネントされているだけで、コーディング部分が多く開発期間が長い。オズシリーズはそれに比べ開発期間が4分の1で済む」(金取締役)と自信を見せている。