ネットワールド(中村康彦社長)がソフトウェアの販売などサーバー仮想化をベースにソフトウェアビジネスの拡大を加速させる。ネットワーク関連ビジネスで蓄積したハード統合を、サーバー仮想化でもソフトをベースに提供。2006年度のサーバー関連ビジネスは、売上高で前年度比40%増を目指す。大企業を中心にサーバー仮想化のニーズが高まっていることから、VMウェアのサーバー製品「VMware GSX Server」シリーズの拡販に力を注いでいる。

 新規顧客数は、VMウェア製品をベースに1年間で20-30社程度。顧客企業からサーバーの一元管理や複数OSの導入ニーズも出てくることから、サーバー管理ソフトやネットワークOSの拡販にもつながっているという。今年2月からは、加プレートスピン社のサーバー利用状況測定ソフト「プレートスピン・パワーリコン2.0」と米アキンビ社の仮想インフラストラクチャ管理ソフト「アキンビ・スリングショット」の2製品を国内市場に投入。プレートスピン製品がサーバー統合に必要な情報を効率的に収集できる点、アキンビ製品が複数のサーバー上に開発やテスト環境を仮想マシンで構築できることやマルチサーバー環境で複数のアプリケーション開発やテストに対応可能な「バーチャル・ラボ」の実現で、徐々に導入企業を増やしている。今年度の売上高は、プレートスピン製品で1億3000万円、アキンビ製品で6000万円を見込んでいる。

 森田昌一・常務取締役マーケティング本部長は、「現段階でSIerは顧客企業への導入事例を増やそうとスキルの蓄積を徹底している。そのため、当社をはじめディストリビュータはSIerの販売支援を行ううえで、仮想化システムの構築ノウハウを持たなければならない。当社は、ネットワーク関連のディストリビュータとしてネットワークの仮想化システムを構築してきた。このノウハウは、サーバー関連ビジネスでも応用できる」としている。

 サーバー本体の販売は、「仮想化を提案するうえで、顧客企業はハードメーカーの製品にこだわらないため、行っていない」という。顧客企業からのハードのリプレースに関しては、総合的なディストリビュータ経由で提供。「サーバー仮想化ビジネスにより、サーバー本体を販売する大手ディストリビュータとのアライアンスも増えている」としている。