NEC(矢野薫社長)は、他社ソフトウェアとの連携用開発ツールを強化した高速文書閲覧ソフトウェア「Document Skipper Ver3.1」を、文書管理ソフトを開発するISVやMFP(デジタル複合機)メーカーなどに提供する。

 一般企業でも内部統制強化や電子文書を管理するニーズが高まっていることから、代理店を設けて、他社のソフトや機器と合わせた販売を強化する計画だ。

 同製品は、高品質な画像圧縮ができる次世代画像圧縮方式「JPEG2000」と同社独自の高速画像配信技術を組み合わせた製品。新版では、文書管理ソフトなどからスキャンした紙文書や電子文書、画像データを「JPEG2000」形式に変換し、同製品に自動登録できる開発ツール「DocumentSkipperコネクタキット」を用意した。また、開発ツールを使い他社の文書管理ソフトと連携することで、全文検索機能を利用できるようにした。

 ISVのプロトンは、この開発ツールを利用して、自社の画像開発ツール「ImageGear」と「同3.1」を連携させた製品を開発した。NECはこのほか、製造業向けのCADやデザイン画像、病院の電子カルテ、帳票関連などの管理ソフトやソリューションを提供するISVやSIerと連携できる分野を模索していく。

 「同3.1」の価格は、5ユーザーのサーバーライセンスで30万円。「パソコンに文書データを保存しない仕組みで、印刷制限機能なども備えていることから、電子文書の機密情報漏えいを防止できる」(米増豊・第二コンピュータソフトウェア事業部エキスパート)と、電子文書を扱い内部統制を強化する企業などに需要が伸びると判断。2年間で200セットの販売を目指す。